平成29年度 サンシティー音楽院 

 

12回 新春俳句大会 

 

今年もたくさんの皆様にご投稿いただきまして、無事、新春行事を終えることが出来ました。ありがとうございました。

入賞、入選の皆様方おめでとうございます。これを励みに、もっともっと俳句と親しくなっていただけたら嬉しいです。。

選評を読んでいただけるとなお一層、俳句の持つ味わいを堪能できるのではないかと思います。どうぞ最後までご愛読ください。

 

<得点総合ランキング部門>

 

l  第1位 扇山   16点

 

l  第2位 花   12点

 

l  第2位 鴨   12点

 

l  第2位 白椿   12点

 

l  第3位 京一郎   9点

 

l  3位 鷹    9

 

 

<選句部門>

【第一席】

凛として三日月白く寒の入り

(扇山)13点

  特選 そうですね。指ではじけばパンと割れるような薄くて白い三日月は寒のものでしょう。(ひよこ)

 特選 月の白さが氷点下を思わせます。身震いしそう。(葉ぼたん)

特選 寒の寒さ冷たさが、三日月白くの表現 によく現れている。(春よ来い)

特選 鋭い三日月が冷たく光り、一層寒さが 身を刺します。(戯句洒句)

並選 三日月は白く冴えて、きらめき揺れつつ冬の星座はめぐる。(鷹)

 

【第ニ席】

穏やかな初春笑顔又笑顔 

〈京一郎〉8点

特選 穏やかなのはお正月そして家族の笑顔。一人又一人と皆揃ってお屠蘇を酌む。幸せな光景に惹かれました。(初音)

特選 『笑顔又笑顔』に初春のよろこびが溢 れてます。平和で穏やかな美しい句だと思いました。(花)

準特選 お正月、家族揃ってみんな笑顔で新 年を迎えられた幸せ。(春よ来い)

 

【第三席】         

黒豆を煮るたび想う祖母の顔 

(花)7点

 準特選 黒豆もその年によったりしてできぐあいがちがう。今年もいまいちかな。(葉ぼたん)

 準特選 温かい人生のバトンに心が和みます。(鴨)

並選 しわしわの手で、しわのない黒豆をおいしく上手に煮てくれたおばあちゃんでした。(戯句洒句)

並選 お祖母さんの黒豆は特別に美味しかったのでしょう。(ひよこ豆)

並選 ふっくらと煮えた黒豆と優しく懐かしい祖母の顔の取り合わせに惹かれました。(初音)

 

【第三席】

子ら集い妻赤ら顔初写真 

(鷹)7点

特選 お正月気分がぷん、ぷんしてきます。(ひよこ豆)

準特選 大勢の家族にカメラを向けつつ、優しいご主人様はしっかり奥様をとらえています。誠に初春らしい句ですね。(白椿)

並選 正月に里帰りした子どもたち。妻はお いしいものをたくさん作るのに忙しい。でも一杯だけ戴いたお屠蘇にほんのり顔を赤くした妻。ハイチーズと    久々にそろった家族写真はみんな笑顔です。(戯句洒句)

 並選 誠にめでたいお正月風景です。幸せ家族万歳。(鴨)

 

【入選優秀句】

大寒やお悔み欄を

読み進む 

(鴨)6点

特選 お正月明けに、知人の死も新聞で知り、寂しさに寒さも勝った感がありました。(白椿)

準特選 冷ややかな寂しさを感じます。それは大寒に通じるものがあります。(初音)

並選 私も必ずもう余命の見当が付く年と なると、同年代のお悔やみ欄に目が留まります。お悔み欄は見ます。知ってる人がいないか、何歳で死んだのか気になります。(扇山)

 

小便の穴の深さよ雪の朝

(鴨)6点

特選 子供の頃を思い出しました。(伊)

準特選 男なら皆さん経験あると思います。(扇山)

並選  男性でなければ詠めない句ですね  何となく そうなのかぁとわかります。(雪ん子)

 

初凪や遠く島々見ゆる朝

(花)5点

特撰 今年の正月は本当にいい天気でした。素直ないい句だと思います。(扇山)

準特選 海だけでなく心も穏やかな作者の顔が浮かびます。(雪ん子)

 

 

御年始に顔見せぬ子のひとりあり

(白椿)5点

準特選 すべての句を見終って、どうしても『顔見せぬ子』が気になって仕方ありません。元気でね。楽しくね。(ひよこ)

並選 我が家も毎年 皆で集まります 甥や姪の中には たいがい誰かひとり仕事だったり友達と遊んだりと 顔を見せない子がいますね。 そういう情景があっても私は詠めませんでした。 上手いですね〜。(雪ん子)

並選 どういう事情で帰省できなかったの かはわかりませんが皆それぞれの生活があり、帰れない子もいるでしょう。(扇山)

並選 お年玉を用意した祖父母。なのに一つ だけ残ってしまった。その子の事を思う心情を想像させる句ですね。(初音)

 

 

 

大寒の日めくりめくり損ねしまま

(白椿)4点 

 準特選 暖かい冬と日々に早さを感じました。(伊)

準特選 炬燵から出て日めくりめくったが 破れ、少し残ったけどまあ良いか寒いし。(鷹)

鳳凰の帯を垂らして水仙香

(ひよこ豆) 3点

特選 初詣か何かの祝い事で若い娘のきりりと締まった感じが伝わる。(鷹)

 

風呂上り喉越し美味し

寒の水 

(春よ来い)3

 特選 風呂上がりに清冽な寒の水が体を引き締めます。健康的です。(鴨)

 

連山も影絵となりし寒夕焼け

(扇山)3点     

特選 夕焼けに、山々が影絵のように見える.ふつうの夕焼けも綺麗だけど寒夕焼けが良いですね。 気持ちも引き締まります。(雪ん子) 

 

 

 

大寒や肩寄せ合ひし風呂帰り

(雪ん子)3点    

準特選 首をすくめ、片寄せあったカップル、大寒の寒さの中に2人の周りはアツアツの空気が漂っています。(戯句洒句)

並選 寒い寒い大寒だけれどほっこりあた たかかくなる幸せな良い句だとおもいました。(花)

 

町内の初湯に揃ふ御常連

(白椿)3点

準特選 いつもの顔ぶれといつもの風呂で逢うけれどそこは元旦の初湯でどこかいつもとちがうおだやかな良い光景が目に浮かびました。(花)

並選 初湯ですよ〜と行ってみたらご近所さんばかり。明けまして・・明けまして・・御常連で華やぎますね。(ひよこ)

 

大寒に仮設宅より挨拶状 

(鷹)2点

準特選 どんなにか寒いことでしょう。(ひ よこ豆)

干し大根大寒の朝澄み渡り 

(ひよこ豆)1

並選 銀世界になった日はよく晴れ、大根 も甘さが増すことでしょう。(鷹)

 

甘く見ていし 大寒の 旅支度

(初音)1点

並選 旅行の車内は暑いくらいで、外はず いぶん冷えるものです。お風邪召しては、楽しさ半減。 お気を付け下さいませ。(白椿)

 

 

椿実をかじりし苦き初詣 

(伊)1

 並選 この苦さが、今年一年のスタートをびしっと引き締めてくれますね。(鴨)

 

初日の出 天道説を 信じます 

(戯句洒句) 1点

 並選 同感!今年の日之出は、まさにそんな感じでした。下五が楽しい。

(白椿)

 

つかの間の夢の色した冬の虹

(雪ん子)1

並選 見たかった初夢のような虹の色(ひ よこ)

 

 

 

大寒を無事に乗り越え 春を待つ 

(白樺)1

並選 正月三日はまるで春もよう。そして 大寒。これをのりきれば春のおとずれ。桜さく。(葉ぼたん)

 

首巻と手袋ブーツ カイロ2 

(白樺)1

並選 これほど防寒対策してどこにでか けるのかな。(葉ぼたん)

 

 

 

禿頭もザボンも浮かぶ露天風呂

(戯句洒句) 1

並選 面白くほのぼのとした情景が目に 浮かびます。(花)

 

ともかくも破顔一笑初鏡

(初音)1

 並選 いろいろあっても大きく生きたいものです。(伊)

 

 

暦だけの大寒だれも意義なし

(京一郎)1

並選 強く言いたい気持ちがわかります。(伊)

 

人生の味が出てきた六十路です

(白樺)1

並選 人生の味とは?良い人生を生きて こられたのでしょうね。(春よ来い)

 

 

寂しい顔したくなる夜は雪よ降れ (ひよこ)1

並選 選評できないけれどなんとなく好 きです。作者にお聞きしたいです。どんな時に出来たのでしょうか?(春よ来い)             

   

 

 

 

inserted by FC2 system