サンシティー音楽院 音楽だより♪305 
エスプレシボ  

一芸    竹内幸一 
 
 だいぶ寒くなってきました。もう、毛布一枚では、明け方が寒くて目が覚めるほどですね。季節の変わり目ですので、皆様どうぞ風邪などひかないようにお気をつけ下さい。

 今月は、いよいよ、30周年の大事業を迎えます。私のギター生活の集大成の日になるかと思うと、身の引き締まる思いがしています。全力を尽くして頑張りますので、どうぞ読者の皆様、応援をよろしくお願いします。(入場券がたくさん余って眠っています。どうぞ日の目を見させてやってください。お願いします。いつもお願いばかりですみません)

 さて、今月は、ひとつの俳句を取り上げてみたいと思います。

一芸を通すつくつく法師かな
                      倉田 紘文
 この句は、昨年開きました私の句集「碧」の出版記念の会の折に、俳句の師である紘文先生よりお祝いにいただいたものです。教室に色紙を飾っていますので、ご覧になった方も多いことと思います。

 法師蝉は、夏の終わりごろから夕暮れになると良く鳴きます。幼い頃の故里の情景でも、また今の暮らしの中でも、とても身近な親しい鳴き声です。

 その小さな小さな命の発する鳴き声を「一芸を通す」と先生は詠みました。すごい言葉だと思います。身のまわりの草花や小さな虫たちを、慈愛を持って見つめなければ出てこない言葉です。

 長い間(3年から17年といわれていますが、蝉によってもちがいますし、まだその生態は良く分かっていないそうです)地中で暮らし、ほんの何日かの命を鳴き通す蝉の声は、「その生涯をかけて一芸を通している」と先生は感じたのです。身のまわりの小さな命を、いつも大切に思っていなければ、決して出てこない素晴らしい発想だと思います。

 今、親殺し、子殺しという、殺伐としたニュースが溢れています。そういう世相だからこそ、子ども達(もちろん大人にも)に、身のまわりの小さな命を見つめる俳句があるといいのではと、ときおり紘文先生は話しています。

 芽が伸びた、つぼみがついた、そして愛らしい花が咲いた、実がなった、しおれてしまった・・・そんな小さな命の輝きや消滅に目をやる子どもが、どうして人をあやめたりするでしょうか。

 花や虫に、命があるという事を感じることが出来るのは、俳句を作ろうとするまなざしから生まれてくるのです。今、子ども達の「心を育てる」上で、こんな大切なことはないのではと、私も思います。

 さて、ひるがえって、この蝉は、私達であるのかもしれません。何億、何十億という人間が、今を生きています。よく分かりませんが、生まれ変わるという輪廻があるとすれば、私たちも蝉と同じように、気の遠くなるような長いあの世の時を経て、ようやくこの地上に生を受けているのでしょう。今どの方も、生きていくそれぞれの小さな宇宙を抱え、懸命に鳴いていることになります。

 食べたり飲んだり、笑ったり泣いたり、読んだり書いたり・・・それぞれの方にしか出来ない「一芸」を通して、授かった命を、燃焼させているのだと思います。

 私は、10月の終わりに、60歳という大台の一歩を歩み始めました。他人事のようでしたが、年金という話も出てきました。(嬉しいのでしょうか?さびしいのでしょうか?(笑)

 しかしながら、いろんな障害のある体で、良くここまで来られたものだと、つくづく思います。中学生の頃、腎臓の手術をしました。18歳の頃再発し、2年余り亀川の国立病院で、T医師のお世話を受けました。

 その頃先生が、私の体で出来る機能から、「タバコ屋みたいな仕事があるといいけどな」と話していたのを覚えています。動き回らず、重いものも持たず、窓口からタバコを差し出すぐらいしか、私には機能が残されていなかったのでしょう。

 退院して、10数年ぶりに、大分市にあるT先生の医院を、妻子を連れてお尋ねしました。先生は、座敷でお茶を出してくれ、私の暮らしを嬉しそうに聞いてくれました。そのT先生は、もうかなり前に亡くなりましたが、この30周年の記念コンサートが出来るようになったことを、きっとあの世から喜んでみてくれていることでしょう。
 「タバコ屋」さんにはなれませんでしたが、何のご縁か、私にはこれしかない(出来ない)という仕事に恵まれました。自活して暮らしていく上で、ギターほど最適な仕事はありませんでした。

 私にとっては、本当に「一芸」で、ひたすらギター、ギターと鳴き続けて、今日の日を迎えることができました。30年、40年という月日にこの「一芸」がいつもあった事を、心底から幸せに思います。

 しかし、それが続けてこられたのは、私の周りにもギターを「一芸」のひとつにしてくれた方々がいてくれたからこそだと思います。未熟な私のレッスンに、懲りずに、また飽きずについてきてくれた奇特な(失礼)方のお蔭で、私の暮らしが成り立ちました。また一人では出来ない合奏団が、30年毎年演奏会を開くことが出来たのも、一緒に合奏しようという方々に恵まれたからにほかなりません。

 そんなことを思いつつ、この11月30日を感謝の思いいっぱいで迎えます。みんなでいっせいに、ビーコンフィルハーモニアホールの舞台で、「一芸」のギターで鳴きます。思いっきり鳴かせます。過ぎてみればほんの短い人生のひと時に、思い出に残る一日になるように、精一杯鳴きます。
 皆様の熱い応援を心よりお願いします。
 
<行事予定>
■オペラ鑑賞講座 <椿姫> その1
 11月5日(水)午後1時半〜 500円
■第80回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
11月9日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■第42回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  11月19日(水)午前10時半〜
■ほのぼの歌声サークル 
  11月12・26日・水曜日午後2時
■第210回 さわやかコンサート
11月28日(金)鶴見病院
■ルベックひまわり 第5回 なごやかコンサート 
 11月9日(日)午後2時 あすなろ館
■EFCスペシャル ライブハウス・竹の里
 12月14日(日)夜7時〜 500円(1ドリンク付き)
■第6回キラキラコンサート 12月26日(金)
午後2時〜トキハ別府店8階 無料
■ルベック30周年記念 第30回定期演奏会
「魅惑のギターステージ」 
11月30日(日)午後2時 ビーコン・フィル 千円
 <入場券発売中!!>
30年に一度の大イベントです。
どうぞ皆様応援してください。お願いします。
●ルベックスペシャルのお知らせ
11月の練習日 8・15・29日(3回)
11月23日 特別強化ミニ合宿 3時〜9時
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ 
■5週目のお休み11月29(土)〜30日(日)
■文化の日 祭日お休み 11月3日(月) 
*振り替え休日の24日はレッスンがあります。


連載 その7
白石まさ子 心の歌便り  
  (声楽・ピアノ科講師)
 
<呼吸法について>

今月は、腹式呼吸、呼吸法について書かせていただきます。
字の通り、お腹で呼吸をすることですが、鼻で呼吸するヨガと違い口で呼吸をします。

ここで私がお稽古で生徒さんにしていただく呼吸法を簡単に箇条書きしてみます。
1、足を肩幅(体が安定するくらい)に開いて立つ。
2、足の裏の土踏まずを地面につけるように足の裏に力を入れる。
3、かかとを地面につけたまま、左右のかかとをつけようと力を入れる。
ここまでで、お尻から足全体、特に太ももの筋肉を使う感覚を感じると思います。
4、おへそ下10センチ、恥骨上の丹田を息を吐きながら引っ込める。
5、息を吐くとき、お尻の筋肉も引き締めるように使う。
6、息を吐き終えたら、すべての筋肉を脱力する。
皆さんに指導させて頂いている呼吸法を簡単に書いてみましたが、いかがでしょうか?

1から5までは息を吐いている、つまり歌っている状態です。そして6の筋肉の脱力は息継ぎをしていることになります。簡単に出来そうですが、実際してみると慣れるまで難しいです。特に私の指導している呼吸法は肺に空気を入れない息継ぎをしていただいています。
人間は、肺呼吸をしているので、考えられないと思いますが空気は口からだけではなく、皮膚、鼻、目などから自然に空気が体に入っています。改めて空気を入れるのではなく、自然に体に入る空気を使うわけです。そうすることによって、息継ぎのために音楽が切れたり、とまったりしなくなります。これもまた訓練、練習が必要となります。
ざっと呼吸法について書いてみましたが、わからないことや、聞いてみたいことがありましたら、ぜひ気楽に声をかけてください。プチレッスンもいたします。

++++++++++++++++++++                                  ルベック30周年記念演奏会 11月30日
魅惑のギターステージのすべて 最終回
これまで10ヶ月にわたり、記念演奏会の内容をご紹介をしてきましたが、それもいよいよ最後になりました。今回は、演奏会のトリを務める「ルベックスペシャル」の紹介と、演奏する全プログラムをお知らせします。

出演合奏団
ルベックスペシャル
 ルベックスペシャルは、月に3回、土曜日の夜7時より9時まで西部公民館で練習しています。(会費500円)。まだ仕事が現役の方が多く、重い任務を抱える年代です。そういう事もあり、中々全員そろうという事は難しいのですが、変わりばんこに休みながらも、連盟の定演や、この魅惑のステージに向けて、いつしか曲が発表できるようになっています。
 本当はみんな揃うといいのですが、忙しくて休んでも、それが許されるという雰囲気があるからこそ続いている方もいるかもしれません。貴重なメンバーを大事にしながら、これからも続けて行けたらと思っています。
 スペシャルの合奏の特長は、先ず指揮者がいることです。高野一男さんが熱心に大分から通ってくれて、もう18年になります。最近は、作曲にも取り組み、毎年新曲を発表しています。今回も組曲「大地の歌」を演奏します。
 それから使っている楽器が、オーケストラ編成になっていることが、スペシャルの大きな特徴です。バイオリ、ビオラ、チェロ、コントラバスというオーケストラ楽譜の再現が、ギターが弾ける腕があるだけで、楽しめるのです。音の高さの違ういろんなタイプのギターでの合奏は、幅の広い音楽を作り出しています。
 メンバーにはもう20年を越えて参加している方もいて、長いお付き合いが続いています。これからも、仕事を辞めた後の70代、80代までも、ギターを絆にお付き合いが続くことを願っています。
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第30回 魅惑のギターステージプログラム
第1部  
1.日曜はダメよ・・・ルベック光の子
2.コンドルは飛んでいく・・・・・・・ルベックジュニア
3.希望のささやき(ホーソン)、
第3の男(A.カラス)、
  歓びの歌変奏曲(ベートーヴェン)
     ・・・・・ルベックムーン & 白石まさ子(S)
4.となりのトトロ(久石 譲)、
歌劇「椿姫」第1幕第2場より
乾杯の歌(ジュゼッペ・ヴェルディ)
  *賛助出演 創作ダンスチーム(菅田敬子・藤澤和子・宇都宮福巳)
いい日旅立ち(谷村 新司)
               ・・・・・・・ルベックひまわり 

第2部  
和田名保子(オカリナ・ケーナ)&松下隆二(G)
1.荒城の月   (作曲:滝廉太郎)
2.つきせぬ想い (作曲:和田名保子)
3.風とケーナのロマンス(作曲:JOSE RAMIREZ TORRES)
         <休憩 10分>

第3部  稲垣 稔 ギターリサイタル 
1.パッサカリア ニ長調  ・・・・・・ S.L ヴァイス
 2.コンプラント(哀歌)   ・・・・・ J.M  レモン
ラ ミラネーズ  ・・・・・・ F. クレンジャンス
 3.スペイン舞曲No5「アンダルーサ」
 ・・・・ E. グラナドス
 4.マリーア(ガヴォット) アルハンブラ宮殿の想い出   ・・・・・ F. タレガ
 5.カタロニア奇想曲 朱色の塔・・・・
・・・( I. アルベニス )
                        *
<ギターDUO 竹内竜次 & 稲垣 稔>
1.カノン(J.パッヘルベル)
2.ニューシネマパラダイス、初恋、愛のテーマ       (E.モリコーネ)
3.ミクロピエサス第5番(L.ブローウェル)

第4部  ルベックスペシャル(指揮 高野一男) 石井暁子(フルート)
1.ペールギュント第1組曲より「朝」(E.グリーグ)
2.人生の並木道(古賀政男)
3.組曲 大地の歌 「大地」、「花園」、「戦場」 (高野一男)
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サンシティー音楽院 月例イベント紹介
エチュード・ファミリー・クラブ(E・F・C)

エチュードとは練習曲のことです。音楽を学んでいる方なら、今勉強していることを、なんでも気軽に発表できる場です。
*毎月第2日曜日夜7時〜
  ・会場が狭い関係で、最初小さな子どもさんを先にしていただいて、それから大人の方へと入れ替わるようにしています。
*会場 サンシティー音楽院A教室
*会費 無料
*楽器や音楽の内容は問いません。なんでもOK です。
*11月は、9日(日)の開催になります。今回が80回目の例会で、6年と8ヶ月毎月休むことなく続いています。

E・F・Cスペシャルのお知らせ
12月の例会は、少し気分を変えて、きちんとした舞台のあるライブハウス「竹の里」で開催することになりました。たくさんの方のご参加をお待ちしています。この日を目指して練習し、肝試しに発表してみてください。
●時・12月14日(日)午後7時〜
●所・ライブハウス「竹の里」
    鉄輪御幸5組 рU6−5216
    山地獄のすぐ下です。
●駐車場 山地獄の駐車場に駐車して下さい。
●参加会費 500円(1ドリンク付き)
●どなたでも参加できます。
聴くだけの方も歓迎します。

 

サンシティー音楽院 音楽だより♪306 
エスプレシボ  
1248    竹内幸一 
 
 12月1日です。この日にこの新聞に取り組むのは、おそらく初めてだと思います。性格的に、決まったことをきちんとこなさないと気のすまない固苦しいたちなんですが、今回だけは、30周年コンサートが終わってからの感慨を書きたいと思って、新聞発行を遅らせました。お詫び致します。

 さて、一夜明けた今、窓には小春日の温かい日差しが気持ちよくさしています。まるで昨日の客席の皆様の眼差しのようです。時間が下がりましたので、ごく簡単に舞台で御礼の挨拶をしたのですが、ご来場の皆様の拍手が、『応援しているよ。がんばれ!』という声になって熱く伝わってきました。本当に気持ちのこもった、温かい拍手でした。1,248名。これだけたくさんの皆様に見守られて、30周年記念コンサートが終えられたことを、心から有難くまた嬉しく思っています。お蔭様で素晴らしい一日になりました。有難うございました。

 今回は 体力、気力の充実から見て、もしかしたらこれが最後かもと思いながら、取り組みました。それで、個人的に経費をいくらかぶってもいいという覚悟で、立派なプログラムを作りました。贅沢なつくりになりましたので、それがかさばって、一人で持てないようなダンボール6箱というすごい量になりました。

 それを、送り出すときももちろん重い荷物ですが、これを持って帰るときのことを思うと、少し心配になりました。以前のコンサートでは、いくつかの包みを開けないまま、どーんとプログラムを持ち帰ることもあったからです。この重い箱を持ち帰るのは、また格別に辛いだろうなと、心配性が出ていたりしていました。しかし、本当に嬉しいことに、それは取り越し苦労になりました。

 実は、あまりお客様がバラけるよりはと、最初は、3階、4階を入場できないようにしていました。ところが、開場後しばらくして、会場係の方から、「1,2階が一杯になりましたので、3階を開けます」とインカム(頭につけている無線)を通して連絡がありました。そしてまたしばらくすると、「3階が一杯になりましたので、4階を開場します」という嬉しいお知らせがありました。

 舞台袖から客席は良く見えないのですが、最後に舞台に出たとき、「うわ〜、これは掛け値なしに一杯だな」と踊りだしたくなるような感動を覚えました。

 お蔭で、帰りの荷物の軽いこと。重量感のあるダンボール箱はすべて空になっていました。片手で持てるほどの、残りのプログラムを見て、また新たな喜びと感慨にひたりました。

 帰ってから、打ち上げに出るまでの少しの時間に、受付の方がまとめてくれている入場券の半券を数えました。100枚でひとかたまりにまとめてくれているのですが、それを1,2とかぞえて、10を越えた時の安堵感と嬉しさは、何物にも換えがたいものでした。翌日いろいろ整理して、端数の残券も含めると、1,248枚ありました。感動の数字ですね。奇跡です。

 コンサートが終わってから、受付の辺りでお見送りをしながら、お礼をごく一部の方にだけ言えました。皆さんご自分のことのように喜んでくれ、涙を流して感激を伝えてくれる方もおりました。私も嬉しい、応援して下さった方も嬉しいという、共に抱きあう宝物の共有をじっくり味わうことが出来ました。とってもいい時間でした。

 充実した30周年祝賀会(打ち上げ)があり、その後、初めての、スペシャル、ひまわり、ムーン合同チームのカラオケ2次会も楽しく出来ました。

 11.30<いいさんじゅう周年>の一日が、見事に完結しました。

 しかしながら、こういう日が持てたのは、プログラムにも書きましたが、素晴らしいギターの仲間に恵まれたからに他なりません。一人の力は知れたものです。

 見えないところで、ご出演の皆様が、精力的にお誘いの声かけをしてくれ、その一人ひとりの積み重ねが、膨大な数字になったのだと思います。

 九州ギター音楽協会会長の関谷先生には、13名もの方とご一緒に、バスを仕立てて遠路佐賀より応援に来て頂きました。

 また真剣に取り組んでもらえた同級生のグループをはじめ、俳句の仲間、コーラスの皆様、創作ダンス関係の体操の方々、絵画教室の方々、鶴見病院の方々など、実にたくさんの皆様方よりご支援、ご協力を頂きました。この場を借りまして、厚くお礼を申し上げます。

 還暦の今年もあとわずかで終わりますが、私にとり何かとあわただしい1年でした。さわやかコンサート200回、春の音楽祭25回、この新聞の300号、そして、30周年の行事と、たまたまいろんなことが重なる年でした。それらを追いかけて(追いかけられてかな?)いるうちに、もう12月が来たのかという感じです。

 とはいえ、きちんとした目標がある緊張感と、充実感は、今さらながらありがたいことだったと実感しています。特に30周年は、全身全霊をかけられる、素晴らしい目標でした。

今、この30周年の大目標が消えた後、次の目標をなんにしようかと考えているところです。 私事ながら、娘が来年の春からいなくなりますので、なおさら、それにかまって淋しがっていられないような、わくわくイベントを企画できたらと思っています。何がでてくるか分かりませんが、またその節は、どうぞ応援をお願いします。

 大山を乗り越えたあと、燃え尽き症候群にならないように、皆様もご一緒に、新しい目標を作って、それに向かって行きましょう。とりあえず、4月にまた「春の音楽祭」がありますよ・・・・。
 
 <行事予定>
■オペラ鑑賞講座 <椿姫> その2
 12月3日(水)午後1時半〜 500円 
■第81回 E・F・Cスペシャル例会 
12月14日(日曜夜7時)竹の里
今月はライブハウスでの特別例会です。
参加料 500円(飲み物付き)
高野&笠木ギターデュオや溝口君など多彩な出演者がありそうです。聴くだけの方も歓迎します。
■第43回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  12月17日(水)午前10時半〜
■ほのぼの歌声サークル 
  12月10・24日・水曜日午後2時
■第211回 さわやかコンサート
12月26日(金)鶴見病院 6時40分〜
■第6回キラキラコンサート 12月26日(金)
午後2時〜トキハ別府店8階 無料
■第26回春の音楽祭 4月29日 サザンクロス
■ハーモニアス別府第15回ニューイヤーコンサート
「佐藤彦大ピアノリサイタル」 
1月18日(日)午後2時 ビーコン 国際会議室
 <入場券発売中!!(2千円)>
 
●ルベックスペシャルのお知らせ
12月〜1月までは休養期間です。
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ 
■5週目のお休み12月29(月)〜31日(水)
■天皇誕生日 祭日お休み 12月23日(火) 
■お正月休み 1日(木)〜7日(水)

連載 その8
白石まさ子 心の歌便り  
  (声楽・ピアノ科講師)
 
<交響曲第9番>
年末のクラシックといえば、やはりベートーベン作曲、交響曲第9番でしょうか。
先月11月30日、ルべック30周年記念定期コンサートに、ルべックムーンさんと初めて競演させていただき、この第九のテーマを歌いました。ギター演奏で歌うのは初めてでしたが、ギターの純粋な響きの中で気持ちよく歌わせていただきました。
そして今回は、私の第九の合唱の思い出を書かせていただきます。
初めて歌ったのは、大学1年の12月。指揮は故朝比奈隆先生。場所は神戸文化会館。
この頃私の大学では1,2年生は12月に第九の合唱に出演するのが必修でした。
11月下旬だったか?4年生の各パートリーダーの元、授業後強制的に残され、楽譜を渡され有無を言わせず練習をさせられました。まずは音取り。この第九はソプラノのパートが音程が高く練習後はいつもぐったり。
そしてドイツ語の発音。これが私のドイツ語初体験となりました。今まで歌っていたイタリア語と違い特殊の発音がありとても大変で「フロイデ シェーネル ゲッテン フンゲン」と先輩に言われるがままカタカナで書き、それを丸暗記。本当に1年生のときはわけもわからず、ただがむしゃらに練習していました。
そして、初めて朝比奈先生との練習。もう最初から最後まで緊張しっぱなし!朝比奈先生の体からは、音楽のオーラが輝いて、肌もつやつや、ただただ眩しい存在でした。で私は緊張のあまり合唱が出てはいけないところで思わず出てしまい、「誰だ! そこ出たのは!」とにらまれてました。本当に怖かったですよ。
そして本番。初めて大きなステージに上りオーケストラの演奏で歌ったときの感動は今でも忘れません。体中震えがとまらず、テーマを全員で合唱したときは涙が出そうになり、声が詰まりながらも無我夢中に最後まで歌いました。そして「音楽って素晴らしい!」って心から思いました。
私が第九の合唱を歌ったのはこの1,2年生の2年間だけですが、いろんなことを体験、学ばせてくれた内容の濃い時間でした。
 
〜〜〜こえ声声声声声こえ〜〜〜
 
●ルベック30周年記念「魅惑のギターステージ」おめでとうございます。
 30年もの長きにわたりこの愛すべきコンサートに情熱を注いでこられた竹内さんに、
大きなねぎらいの気持ちをお伝えしたいです。
 今日のコンサートではさまざまな感慨が去来されたことでしょう。音楽をご職業にと決意された当初はいろいろとご苦労もおありだったのではと思います。
 でも音楽の魅力・素晴らしさを求め続けられ、ここまで発展開花させた真摯な姿勢に、感動を覚えます。何よりもかけがえのないご家族のお力あってのことだと思います。 
 音楽は人を幸せな気持ちにしてくれます。
 今後も、良いお仲間に恵まれ、別府という地域から夢のある音楽をいっぱい発信し続けて下さい。(桑原英治)
 
●盛大な演奏会を開催できましたことをお喜びいたします。会場に来ていただいた方の多さに驚き、本当によかったと感激しました。
皆さんの演奏もとてもよかったと思いますが、稲垣先生のアルハンブラ宮殿の思い出は深い感動がわきあがりました。
 客席で見ていた時に隣に立っていたAPUのベトナムの男の子がすべての演奏に感嘆の声を出していました。私の知らない学生です。1年生なのでパンフレットが読めないのですが、一生懸命読もうとしていました。(T)
 
●昨日は、大盛況でしたね。さぞ、準備その他、大変だったことでしょう。1階の後ろでは、立って聴いている人が随分いました。(K)
 
●「魅惑のギターステージ」大成功おめでとうございます。二階の正面席から満席のフロアーを見下ろして、それどころか二階もいっぱい、三階も人の姿がどんどん増えて何か先生の思いに神が答えてくださったように思えて、よかった!ととても嬉しくなり涙がこぼれそうでした。
  若いグループ、中年のグループ,もっとアダルトなグループそれぞれに純粋で懸命で素敵でした。
 稲垣さんの演奏はすごく贅沢をした感じでしたし、われらが竜次先生は、いつものようにお人柄そのままに上品に誠実に暖かく、自分のことのように誇りに思いました。
 暁子先生のフルートの時には身を乗り出して聴きました。
 最後のルベックスペシャル、やっと幸一先生の出番に一生懸命に手をたたきました。やはり一段と美しい音とパンチの効いた素晴らしい演奏を聞かせていただきました。
 先生の謙虚な短いご挨拶に心から共感し、私たちも嬉しかったです。どうぞ今後とも永く永くお元気でご指導下さいます様お願いいたします。(N)
 
●写真を送ります。4階まで満席でした。(J)

●30周年記念演奏会、おめでとうございます。3階席まで満席のみならず、立ち席までの大盛況の中、魅惑のギターステージを楽し
ませて戴きました。
 一言で30年といいますが、いろいろなご苦労を乗り越えての今日であったと思います。年譜を見ますと、平成6年から出演者が30人を超え、今回の記念大会は53名の出演者とは、ギターの演奏会としては特筆すべきことなのではないでしょうか。
 練習成果発表ステージ、オカリナ・ケーナ&ギターステージ、プロのギタリストステージ、ギタープロ師弟のDUO、組曲&フルー
トと、ステージ編成も飽きの来ないよう工夫されていました(ダンスはご愛敬でした)。
 つきせぬ思い、マリーア、アルハンブラ宮殿の想い出、カタロニア奇想曲、カノン、大地の歌などが特に惹きつけられました。毎年
心の温まるコンサートです。
 今晩は皆さんで大いに美酒を飲み交わしてください。 お疲れ様でございました。そして幸せな午後を本当に有難うございました。(N)
 
●本日は楽しいひと時を有難うございました。
たくさんのお客様があつまり盛大なコンサートでした。おめでとうございます。
大イベントでしたのでお疲れになられたことと思います。少しゆっくりされてくださいませ。年末、クリスマスにかけてまたスケジュールがびっちりかと思いますがご無理をされませんよう気をつけられて良いお年をお迎えくださいませ。人生の並木道 と 禁じられた遊び が とてもよかったです。有難うございました。(M)
 
●本当におめでとうございました!!
皆さん嬉々として会場に足を運んでいらっしゃるご様子、お手伝いの方々のニコニコして元気なお顔、30年の積み重ねを心から実感しました。お疲れ様でした!でもまだまだ前へ、前へと進んでいらっしゃるんでしょうね。お体にお気をつけくださいましてますますのご発展をお祈りいたします。(F)
 
 

サンシティー音楽院 音楽だより♪307 
エスプレシボ  

60の手習い
竹内幸一 

 2009年1月1日です。暖房を入れる必要がない気持ちのいい爽やかな朝を迎えています。皆様どうぞ今年も、昨年同様またご一緒に、いろんなことに取り組んで行きましょう。よろしくお願いします。

 昨年、皆様には、30周年のコンサートを始め、いろいろなことで大変お世話になりました。有難うございました。皆様のお蔭で、様々な行事が順調に進み、とても価値ある1年を過ごすことが出来ました。改めて心よりお礼を申し上げます。それで、今年の年賀状には次のように書きました。

ロシアで活躍する
ある日本人ダンサーのキーワードは
「のぼせるな」

物事がうまく行き いいことが続くと
調子に乗って のぼせる
悲しいことや辛いことが続くと
窒息しそうになって のぼせる

地面にきちんと足をつけて
ゆっくりゆっくり歩みたい

 30周年など特にですが、少しいいことが続くと調子に乗って、自分を見失うことがあります。一人の力を過信して、奢りや傲慢など浮ついた状態になりやすいものです。そして、あの人は癌で具合が悪い、この人は肺炎で苦しんでいる・・・この組織はこれからどうなるのだろう・・・と途方にくれることもあります。

 そんなどちらの状態にしても、「のぼせて」しまうと周りがよく見えなくなり、思わぬ短絡思考で悔いを残すことをやりかねません。そんな自分の戒めのために、今年は先ず「のぼせるな」と自分に言い聞かせたのです。
 さて、何だか前置きが長くなりましたが、今年のタイトルは、「60の手習い」でした。これからは、それについて書きましょう。昨年の暮れに、なぜだかふっと「60の手習い」という言葉が頭に浮かびました。以後、「そうだな、何かこの機会に始めたいものだ」と思いをめぐらせていました。

 それで、インターネットで「趣味を見つけたい」と入れてさがすと、出て来る・・出てくる・・・いろいろ様々種々雑多ありましたが・・・どうも「よしこれ!」というものに出会えず少しイラついていたほどです。

 そんな折、あるグループで、ギターを持たない勉強会を開くことになりました。そこで私は、「フレーズ」を取り上げてみました。フレーズマークのついている楽譜を見ながら模範演奏のCDを2曲聴き、フレーズの始まりと終わりをどのように演奏しているか確かめてもらいました。その後、ホワイトでフレーズマークを消した別の楽譜を配り、3回ほど模範演奏を流して、それぞれの方にフレーズマークを書き込んでもらいました。

 出てくる音を順番に弾けば音楽になるわけではありません。今回初めてでしたが、フレーズマークの存在を意識してもらっただけでも、これからの演奏に役立つのではないかと思っています。

 その会の折に、楽譜を眺めていた方たちから、楽譜に書いている記号など「これはどういう意味?」と大分尋ねられました。そんな質問を受けながら、私の中にひらめいたのです。「これだ!」「これを60の手習いに選ぼう」と決めたのです。

 実を言えば、私は音大を出ているわけではないので、このような勉強を本気でやったことがありませんでした。あちこちでの聞きかじりで何とかしのいでいましたが、「よしこの機会に、少し楽典の勉強をしよう。これが60の手習いだ」と決めたのです。

 あまり最初から難しいのはすぐ投げ出すので、分かりやすそうな本を3冊買ってきました。「CD付き図解雑学よくわかる楽典(ナツメ社)」、「大人の楽典入門(ヤマハ)」、「クラシック音楽をもっと楽しむ!やさしくわかる楽典(日本実業出版社)」の3冊です。

 それを読んでいると、それこそ「目からうろこ」という事に良く出会います。例えばG7はなぜCに行きたいか・・・という事が、理論として初めてわかりました。

 そしてそれらを読みつつ、私の中にまたまたひらめくものがありました。このままではすぐやめてしまうだろうな・・・誰かを巻き込まなければ・・・よし、講座を開くことにして、それを目標に勉強させてもらうことにしよう、と思いついたのです。という事で生まれたのが

 新企画「音楽入門初歩の初歩講座」

毎月第3水曜日午後2時〜3時 会費500円
会場・サンシティー音楽院A教室・・・という訳です。

 皆さんは、楽譜を見てそれを音楽に変換しているわけですが、楽譜には先に書いたフレーズを始め、リズム、拍子、和声等いろんな情報があります。それらをきちんとわかってもらいたいという願いはあるのですが、楽器の演奏をしながらのレッスンでは、どうしても無理があります。

 それでこの機会に音楽入門の扉を私と一緒に叩いてもらえればと思います。そうすれば、今までと違った音楽が見えてくる気がします。

 真の音楽へ少しずつ近づいていく講座に出来ればと思っています。どうぞご参加をお願いします。1月21日(水)より初歩の初歩から学んで行きたいと思います。私も頑張りますので、お申込みをお待ちしています。

 ここまで書いてカーテンを開けてみると、日差しは届いているのですが、雪がかなり激しく降っています。正月らしい一日になりそうです。

 <行事予定>
■オペラ鑑賞講座 <マリア・カラスの肖像> その1 1月7日(水)午後1時半〜 500円
■第82回 E・F・C例会 
1月11日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■ハーモニアス別府 第28回ふれあい音楽講座   
   1月15日(木)午後2時〜 1,000円  
   オペラ「トスカ」 鑑賞 その1 トータルブレイン
■第44回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  1月21日(水)午前10時半〜光の園
■第1回 音楽入門初歩の初歩講座
 1月21日(水)午後2時〜音楽院 500円
■ほのぼの歌声サークル 
  1月14・28日・水曜日午後2時
■第212回 さわやかコンサート
1月23日(金)鶴見病院 6時40分〜
■第26回春の音楽祭 4月29日 サザンクロス
■ハーモニアス別府第15回ニューイヤーコンサート
日本音楽コンクール優勝
「佐藤彦大ピアノリサイタル」 
地元明星小4年の太田佳音ちゃんも出演します。
1月18日(日)午後2時ビーコン国際会議室
 <入場券発売中!!(2千円)>
サンシティー音楽院は、ニューイヤーコンサートを全力で応援しています。みなさまのご支援をお願いします。前売り券は音楽院にあります。

●ルベックスペシャルのお知らせ
1月25日(日)5時半〜新年会 春香苑
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ 
■5週目のお休み1月29(木)〜31日(土)
■お正月休み 1日(木)〜7日(水)

連載 その9
白石まさ子 心の歌便り  
  (声楽・ピアノ科講師)
 
<新年を迎えて>
 新年を迎え、今年の目標は・・・と考えました。去年を振り返り心残りだったことは夏、秋と風邪をひき7月の講師演奏会と11月の声楽の先生のお祝いの演奏会に万全な体調で演奏が出来なかったことです。で、今年の目標は“健康”としました。
 ありふれていますが、病気になったとき初めて実感する言葉ですね。幸いにもこの?年間大怪我、大病もせず過ごしてきましたが、去年の風邪は体力気力ともに失うほどきついものでした。
 私の場合喘息を併発するので、咳が止まらず体力が落ち、夏の暑さと残暑の厳しさで気力も無くなる最悪の事態でした。ただ目の前に演奏会という目標があったので、何とか乗り切れたと思っています。目標が無ければこのままずるずる・・・と考えただけでも恐ろしくなります。
 では予防は何をすれば良いか・・・帰宅時の手洗いとうがい(これは毎日欠かさずしている)、バランスの取れた食事(外食はほとんど無し、手料理はちょっと自信なし、食べすぎの傾向あり、甘いものが大好き)、睡眠(6時間はとっている)、後はストレスを溜めない、適度な運動、これぐらいでしょうか。
 色々考えすぎるとまた病気になってしまいそうなので、まあ、あまり神経質にならず、毎日を過ごそうと思っています。これからはインフルエンザの最盛期、皆さんもしっかり予防してくださいね。

〜〜〜こえ声声声声声こえ〜〜〜

●昨日の夕方無事に明石のほうに戻りました。この度の「30周年記念コンサート」では何かといろいろお世話になりましてどうもありがとうございました。
最近のギター界では異例の1248名のお客様が来場されたこと本当に良かったですね。これも竹内先生のご人徳と団員の皆さんとの強い結束力の賜物だと思います。
 私自身に とりましても満席の大ホールで皆さんの記念すべきコンサートの中で演奏させて頂きましたこと本当に光栄に思っております。また立派に成長された竜次君とのデュオもとても楽しく演奏させて頂きました。
  ご家族の皆様、そしてルベック団員の皆様にもどうぞ宜しくお伝え下さい。それではまたいつか皆様と再びお会い出来ます時を楽しみに致しております。取り急ぎお礼まで。               (稲垣 稔)

●昨日は大変お疲れ様でした。貸切バスに待ってもらっていましたので、挨拶もできないまま失礼しました。動員力には本当に頭が下がります。生徒の皆さんが如何に先生を尊敬していらっしゃるかが伺えます。
 来年は私の所が30周年です。そして5回目の日韓交流の年でもあり、韓国から30名ほどやって来てのジョイントコンサートです。エスペランサは美術館ホールの500席を満席にできただけで喜んでいましたが、来年は11月14日(土)夜、市民会館の1000席です。昨日の様子にエスペランサのメンバーは大いに刺激され、動員に頑張ってくれることと思います。
 昨日は主に、ムーンに相当するラ・プラタ(60歳以上でないと入団できない)とひまわりに相当するソネット(主婦)のメンバーを誘いました。 いつか、中間点、湯布院あたりでこういうグループ間の交流ができるといいですね。皆様によろしくお伝えください。(関谷静司)

●30周年記念コンサートご成功おめでとうございます、心からお祝い申し上げます。これも一重に先生の陰日なたの無いご指導と、ご家族の皆様の支えあっての事と思います、本当に良かったですね。田舎町の別府にギター文化が定着した証明でもあります、万歳です。
 記念パーティも盛会だったと聞いております、自分の都合で参加できず残念でした。また、「第三の男」はストップしてしまい大変申し訳なく思っています、ギターを触るのも嫌な気分ですが気持ちを取り直して頑張らねばと思っています。今後共よろしくお願いいたします。(U)

●お疲れ様でした。先生の1年を掛けての大事業が成功を収めほんとにおめでとうございました。私も今朝は聴きに来てくれた人たちにお礼の電話をいたしました。こんな演奏会があることを知らなかったと感謝の言葉がありました。演奏は大体のところは練習したとおりにやれました。ありがとうございます。(H)

●いやはや、まずは30周年記念コンサートの大盛会をお慶び申し上げます。趣味のギターで、あんな雰囲気を味わえたことを幸せに思います。そして、つくづく思うことは、スペシャルの仲間です。皆さんほんとにギターを愛しているのですね。大事にしたいです。これからも、よろしくお願いします。(K)

●30日のコンサートの大盛会、本当におめでとうございます。教会の方々と、そして娘も一緒に行きました。 耳にも良し、目にも良し(特に娘はダンスにはまっていました)、そして心にも良しで、とても良いコンサートでした。 30年もの歴史の重さを本当にひしひしと感じたと共に、先生をはじめ、皆さんの一つに繋がったハートの温かさと強さを感じました。本当におめでとうございました。そして、また新たに始まる歩みを心から応援しております。これから益々寒さが厳しくなって参りますので、お体を大切に過ごされてください。

●お疲れでしょう・・・とこちから申し上げるべきお礼は控えておりました。メールを差し上げたら、読んで「返事を・・・」とお気になさってはいけないと思いましたので。 失礼しました。お越しいただいた方々より、私に宛てて「楽しかった」とお礼のメールが着たり、又お逢いして「楽しかった」とのコメントも戴いております。「誘ってくれて有難う」とどなたも仰言ってくださいます。  ダンスのお友達も「ご苦労様」と受付でジュースやチョコなど下さる方も居て、大して役にたってもいないのに・・・と恥ずかしいかぎりです。なにはともあれ、大盛会で、おめでとうございました。ご家族皆様にも、よろしくお伝え下さいませ。そして、お疲れさまでした!(N)

●驚異的なお客様動員数ですね。5年前もすごかったですけど、それをさらに上回って、感嘆しております。改めて、おめでとうございます。 地道な30年間の積み重ねですね。恐れ入ります。水面に凛と咲いた蓮の花、しかしその下には、ぐちゃぐちゃになるほどの蓮根の根(連根)、そんな草の根の繋がりが大きな力になるんですね。すばらしい!(O)

<演奏会新企画のお知らせ>
2009年度オンパク参加行事
クラシックギターで弾く「心にのこる日本の歌」
  その1   5月31日(日)午後2時〜 午後7時〜 <2回> 
定員各30名 料金1,500円(1ドリンク付き)
ライブハウス 竹の里平成19年1月、
文化庁・(社)日本PTA全国協議会により「親から子、子から孫へ〜親子で歌いつごう日本の歌100選」が選出されました。
 大正〜昭和〜平成と時代をこえて歌い継がれる童謡、唱歌、歌謡曲、流行歌の全101曲を4回シリーズにして演奏する事にしました。 以後、8月30日 その2、11月1日 その3、2010年1月31日、その4 の予定です。初めての1年間の長期企画です。皆様の応援をまたどうぞよろしくお願い致します。

エスプレシボ 308

合奏は愛
                    竹内幸一 
 
 今年の冬は、寒い日が多いですね。風邪をひいている方はいませんか。テレビなどで知りましたが、恐ろしいインフルエンザがあるんだそうですね。流行しないことを祈るばかりです。皆さんどうぞ、うがいなどこまめにされて、この冬を元気で乗り切ってください。

 2月になると、プロ野球のキャンプインだとか、春の甲子園だとか、いよいよこの一年の本格的なスタートという事が続きますね。わくわくと言う時期かもしれません。
 ギター合奏団の世界も、2月には、今年の曲目が決まり、少しずつ練習に入っていきます。夏のギター連盟、そして暮れの魅惑のギターステージへの長い練習が始まることになります。

 それで、今回は、私がこれまでやってきたと信じること、また今年もそう出来たらいいなという、合奏への思いを書いてみたいと思います。「愛」とか、歯の浮くような言葉を掲げて恐縮ですが、どうぞお付き合い下さい。

 まず、「合奏は、個人を責めない」と言う原則を、私は大事にしたいと思っています。合奏団には、長くやっている方、まだ1,2年の方、そして仕事を持っている方、体調に問題のある方、様々な年齢の方、住んでいるところ等、いろんな条件の方が集まってくれています。そのような様々な条件の方が、同じ曲をみんなで合わせるわけです。どなたもきちんと立派に弾こうと言う願いを持って参加していますが、なかなか最初はうまく行きません。私も、昔、はぐれて、どこを行っているのかわからなくて、小さくなっていたことを覚えています。辛くてさびしいことでした。

 合奏団の中で「いい物を作ろう」という情熱が芽生える事は、とても大切なエネルギーですし、私にとっても嬉しいことです。しかしながら、時おり、それが弾けない人を苦しめてしまうこともあります。「足を引っ張って、申し訳ない」で済むうちはいいのですが、それがもう少し進むと、邪魔になるし、楽しくもないのでもうやめよう、という事につながることにもなりかねません。
 
 練習のやり方によっては、自分が弾けてないことがもろに、みんなの前であからさまになり、恥ずかしさで一杯になることもあります。もちろん、それからできるように努力はしてくれますが、ちょっとしたリズムでも体で覚えるのには時間がかかります。また残念ながら、時間をかけても、出来ないこともあるのです。そこは抜かして、弾けるところだけ弾くという事が、許される仲間であってほしいと思います。

 経済効率至上主義で、今、冷酷に派遣社員が切り捨てられて問題になっています。儲からないことはすべて悪とされて、そこからひどい格差が生まれています。企業にやさしく、人間に冷たい世の中です。

 せめて合奏の世界は、よく弾けない人でも、事情でよく休む人でも、温かく包み込んでもらえたらと思います。新しい方が入ったり、体の具合が悪かったりで、毎年の合奏団の状況は違います。「いいもの」をつくろうというレベルも、前年より良くなっていくとは限りません。でも、私はそれでいいと思っています。

 何かのご縁で一緒に音を合わせ、心を合わせていく仲間は、ギター人生の中でも掛け替えのないものだと思います。皆さんが、ニコニコしながら、合奏に参加してくれている所へ行くのが、私はとても好きです。どうぞこの1年、「合奏は愛」をキーワードに、ギターを楽しみましょう。

 <行事予定>
■オペラ鑑賞講座 <トスカ> その1 
2月4日(水)午後1時半〜 500円
■第83回 E・F・C例会 
2月8日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■ハーモニアス別府 第29回ふれあい音楽講座   
   2月19日(木)午後2時〜 1,000円  
   オペラ「トスカ」 鑑賞 その2 トータルブレイン
■第45回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  2月18日(水)午前10時半〜光の園
■第1回 音楽入門初歩の初歩講座
 2月18日(水)午後2時〜音楽院 500円
■ほのぼの歌声サークル 
  2月11・25日・水曜日午後2時
■第213回 さわやかコンサート
2月27日(金)鶴見病院 6時40分〜
■第26回春の音楽祭 4月29日 サザンクロス
●ルベックスペシャルのお知らせ
2月の練習日 7・14・21の3回
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ 
■祭日のお休み 2月11日(水)建国記念日

第4回新春俳句大会入選発表
本年度もたくさんの皆様のご参加、ご協力をいただき、素晴らしい俳句大会が開催できました。心よりお礼を申し上げます。入選の皆様おめでとうございます。長いですが、選評を読みながら、新年にふさわしい俳句の数々を味わって下さい。ご感想をお待ちしています。竹内。

【第一席】
葱立てて妻の自転車戻りけり (ねんねこ)16点

特選 立っている白い葱、健康な奥さん、よく働く自転車。3者が皆生き生きして輝いています。葱と奥さんを乗せてもどって来た自転車が息を弾ませている様な。(なな草) 

特選 寒風をついて自転車の妻が戻ってくる。「葱立てて」が寒さを際立たせ、「おかえり」と言う夫の声に、ほのぼのとした夫婦愛を感じます。(鳥) 

特選 買い物袋にはみ出しているネギが目に浮かびます。日常の情景をよく俳句にしたと思います。(扇山)

特選 何気ない日常の微笑ましい雰囲気を感じます。奥さんが自転車で買い物に行く頑張りと、旦那さんの暖かい思いやりを感じました。(立)

準特選 「こんな奥さん欲しい」と男性 「こんな句を作る旦那様が欲しい」と、奥様方の声が聞こえそう。やさしい愛情に触れさせて戴きました。(たつ女)

並選 自転車の前かごにぴんとたった数本の葱 おいしい葱が手に入りました! 奥さんが元気よく帰ってきました。(香)

並選 よくある日常の出来事を詠んだ句ですね。奥様に愛情深ければこそ、こうゆう事に目が行くんですね。(ミッフィー)

【第二席】
献立を変えて真白き葱を買う(なな草)12点

特選 何気ない日常が、爽やかに元気に目に写るようです。きっと美味しい夕餉が家族を想う奥様の手から作り出されるのでしょう。(笑風)

特選 旬のものの美しさ・美味しさは、何にも
かえられません。旬のものを頂くことが、やっぱり一番!(音)

準特選 私も買いました。鍋が美味しかった。(ジロウ)
並選 ごった返す売り場の陳列台に並べられた白葱のまぶしさに、ご主人の好きな「白葱の酢味噌和え」でも浮かんだのでしょうか。きっとそうだと思います。(鳥)

 並選 同感です。お店で冬葱の白を見ると「これ使って今夜・・・」と思いますものね。(たつ女)

並選 おでんが、すきやきに変わる瞬間かも、いや、水炊きかな。どちらなんでしょう。(葉ぼたん)

並選白い葱を見て余りの美しさに、つい献立を変えても買ってしまう。主婦の気持ちと白葱を見ている作者がうかんでいい句だと思う。(雪うさぎ)

【第三席】
寒風に 放牧の牛 寡黙なり(扇山) 9点

特選 寒い冬 ただでも無口な牛が数頭 無心に草を食んでいる情景が浮かびます。(香)

準特選 山間の冬の厳しく、澄んだ空気を感じます。(笑風)

準特選 寒立ち馬ならぬ寒立ち牛か?多弁な牛なぞ、見た事がない。冬場には、放牧はやめて牛舎に連れ帰るものだが、九州などは、冬でも放牧しているのかね。寒いとだれでも寡黙になるものだ。あまつさえ寒風吹きすさぶ野に寒さに耐えてたつ牛が、寒立ち馬を連想させる。寡黙がよりいっそう寒さを伝えている。(四元)

準特選 生きていくことの現実ですね。どんなに寒かろうが暑かろうが、黙って生きていく。牛も人も同じです。(ねんねこ) 

【入選】
打ち解けて牛鍋囲む二日かな(ミッフィー)7点

特選 我が家も全く同じでした!(鴨鍋でしたが・・)帰省直後は何となく他人行儀の若い者たちも、二日ともなると打ち解けます。そして又すぐにいなくなるのですね。とても大切な「二日」だと思います。(たつ女)

準特選 お正月家族が皆集まっていつもより奮発した牛鍋を囲むのは、すっかりリラックスした二日だからでしょう。しみじみ家族のぬくもりを楽しんでおられるのですね。二日だけで季語とわかるのかしら?(なな草)

並選 一日の行事も一通りすんでホット一息。二日の今日は親しい家族と肩のこらない団欒です。(香)

並選 団欒というのはいいですね。(ねんねこ)

感動を 多くと記す 初日記 (なな草)7点

特選 どうか今年も良い年でありますように!そしてたくさんの感動が日記の中にます様にと祈る作者の気持ちが良く分かる。(雪うさぎ)

準特選 感動の少なくなった年代に感動がほしいと願う気持ちに同感します。(寒椿)

並選  つらいニュースの続くこの頃、小さくてもいい、感動できる事に沢山触れたいと思います。同感です。(たつ女)

並選 一年の始まりに、正座して日記に向かっているようです。(ねんねこ)

牛一声 寒村夜空 駆け巡る (ねんねこ)7点

特選 モォ〜 の一声。丑年の始まりは大都会では似合わない。寂れた過疎のむらの牛小屋から、明けて行く様な気がします。”駆け巡る”は宇宙を連想させる大きな句だと思います。(ミッフィー)

特選 機械化で今はもう農耕の牛を飼っている所はないと思いますが昔の農村の夜の様子が浮かびました。(小雪)

並選 もうーお と牛の一声が 寒い夜空を駆け巡るような。そのほかの音は何も聞こえてこない。静かで寂しさが身に沁みる冬の夜。(なな草)

遠花火よりはるかなり冬の月(ねんねこ)7点

特選 年末恒例の花火はとてもきれいでした。し      かし寒空に輝く冬の月は神秘的な神々しさが感 じられるように思えました。(寒椿)

準特選 ・・・(扇山)並選 空気の澄む冬は花火はさぞかしきれいだったろう。(四元)

並選 花火も月も冬の澄んだ大気の中で美しい。まさに美の競演ですね。(小雪)

幼子の 白きポンポン 冬帽子 (小雪) 5点

並選 かわいらしい幼児の帽子に、ご自分の身内の方を想っての句かなぁ?と思いました。(笑風)

並選  幼子が寒さに負けずにあそんでいる愛らしい姿が目に浮かぶようです。(碧いうさぎ)

並選 里帰りのお孫さんでしょうか。そうでなくても着膨れて白い帽子にはポンポンが揺れている。なんかとても可愛い。幼子に見入っている作者。印象に残る句ですね。(なな草)

並選 お孫さんでしょうか。帽子のポンポンに気付いて一層可愛く思った・・愛情が伝わります。(ミッフィー)

並選 かわいらしい幼子の様子が写真のように見えてくる。(雪うさぎ)

風花が舞い散る午後の陽射し窓 (葉ぼたん)5点

準特選 小雪がキラキラと陽を受けて舞っている美しい景色が目に浮かびました。(小雪)

並選 寒い寒い時に美しい風花が舞う情景、寒いけれど何か温かさが感じられる。(碧いうさぎ)

並選 季節感の漂うイイ句です。(四元) 並選 午後のお部屋の中のどかなひと時、のんびりとした幸せが目に見えるようです。

(寒椿)丑の字が 居座っている年賀状 (なな草) 5点

特選 大きな体の牛が、葉書一杯に字となって収まっています。居座っているが面白い。(ねんねこ)

準特選 なるほど、丑の字が居座った賀状を私も幾枚かいただきました。感じたことがさらりと表現されていて快い。(鳥)

天頂の オリオン赤し 葱畑 (扇山) 4点

特選 オリオンは真夜中に天頂に達します。作者   は、忘年会の帰りか、あるいはホタル族かさにあらず、歳末の繁忙期に、仕事を終え帰宅途中ふと見上げると、葱畑の上に冴え渡るオリオンがあった。多くを語らずとも冷え冷えとした季節感が伝わってくる。(四元)

並選 夏の深夜のオリオンを思い出しました。色は?です。(ジロウ)

葱刻む母の手際に似て来たり(ミッフィー)4点

特選 一つ一つ、受け継がれていくんでしょうね。(葉牡丹)
並選 ・・・(扇山)

まず葱を引ききて朝の厨ごと (たつ女) 3点

準特選 庭の葱まずとってきて味噌汁のしたく何のことはない いつも女房がやっているのがそのまま・・・(香)

並選 庭の葱畑、みずみずしい緑、朝のすがすがしさ、葱を刻む音、かいがいしく働く女性の姿・・一気に想像できました。(小雪)

*他の入選作品は3月号に掲載いたします。

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