サンシティー音楽院 音楽だより♪301 
エスプレシボ  7月号
決心は九分の成就 竹内幸一 

 梅雨の雨が続くのは、農作物にいいのですが、降りすぎて、土砂崩れや通行止めなどがおきるのは困りますね。最近、降ったり照ったりの現象が極端になって、過ごしにくい気がします。

 さて、今月は、301号という新たな「1」からのスタートになります。また気持ちを引き締めて続けたいと思いますので、どうぞ末永くお付き合いをお願いします。その気持ちにも合うと思いますので、今回は、「決心は九分の成就」という事について書いてみたいと思います。

 先日、国東のいこいの村で高校の同窓会が開かれました。私は、その中で40分ほどギターを弾く機会をいただき、参加しました。その全般的なお世話をしたUさんから、終了後、御礼の便りが届きました。

 その中に、「・・・開催できるのかと不安でした。しかし、決心は九分の成就といつも祖母に聞かされていましたので、まず開催するぞと決心をし・・・」という一文があり、はっとしました。「やるぞ!」と決めたその瞬間に、その事の9割は完成しているというのです。そうなんだ・・・と深く胸に響きました。

 決心をしてからUさんは、プランを練り、実行委員会を数回開き、会場の下見と試食会も開きました。そして、6月7日は、ギターコンサート、講演会、総会、懇親会、二次会と開き、翌日は、両子寺、豊後高田昭和の町、宇佐神宮のバス観光もやり遂げ、参加した70数名の皆さんを喜ばせました。

 ちなみにそのお礼状に書いてありましたが、私への演奏依頼は、昨年の8月23日だったそうです。私は、およそ1年後のことで、随分先の話だなと思ってはいたのですが、その依頼がいつだったかは、すっかり忘れていました。きちんと記録するUさんの、日々を大事にする生き方もまた、素晴らしいと思います。

 私は一日目だけに参加したのですが、Uさんのすすめる司会進行は、会をとても和やかにしていました。それがなぜなのかは、うまく言えませんが、たぶん、Uさんの自然体?ではないかと思います。上手にやろう、恥をかかないようにかっこよくまとめよう・・・といった肩肘を張った無理がなかった気がします。不手際や、失敗を包み隠さずさらけ出してもらうことで、参加の皆さんの笑顔がたくさん出ました。そしてまた、そういうお人柄だからこそ、実行委員会の皆さんも協力を惜しまなかったのでしょう。

 そのリラックスが、懇親会や2次会での、いろんな方の出し物の多さにもつながった気がします。予定時間のオーバーに困っているようでしたが、これはいわゆる嬉しい悲鳴という事でした。参加の皆さんが、心を開いて会を楽しむことが出来たのは、何よりの成功ではないかと思います。

 自然体で・・・というようなことは、出来そうでなかなか簡単に行かないことです。Uさんの人間的な器の大きさを改めて見せていただき、お手本にしなければと感じ入りました。

 いろんなプランを練り、出欠の案内状を出し、70数名参加の1泊2日の大イベントが、立派に成就しました。その一番おおもとに、「決心」があるという事は、とても大事なことですが、なかなか気づかないものです。そこに思いを馳せることが出来たからこそ、Uさんの大事業は完成したのでしょう。

 「おばあちゃんの知恵袋」ではないですけど、人生の先輩の体験に基づく貴重な言葉に、耳を澄ますことは、今はなかなか出来なくなっています。ばらばらに生きて、孤立とか、弧絶とかのさびしさの中で、育児放棄とか、うつ病の自殺とかの悲しい現実が溢れています。 

 それはともかく、「そのうちやるか」、「やったほうがいいな」、「やらざるを得ないな」・・・と、身のまわりには、いろんなことが待ち構えています。しかし、そのどれも先延ばしにしているうちに、いつしか切羽詰って困ってしまうことがあります。

 例え、5分や10分で済む、はがきを1枚書く礼状のような簡単なことでも、自分自身の中で、「やる」とはっきり決めなければ、事は進みません。いつまでも先延ばしにされたままで、不義理をしてしまうことになります。

 人は、生涯、この怠惰との戦いなのかもしれませんね。健康のためなら命もいらない?(笑い)という時代ですが、これがまた、いいとわかっていても、なかなか実行できません。また、良くないこともやめることが出来ません。自分できっぱり決心すれば、実行、実現も可能なのですが、難しいものですね。時おり皆さんも、この「決心は、9分の成就」を思い出してください。

 さて、私やギター関係の皆さんにとっては30年に一度の大イベント「30周年記念・魅惑のギターステージ」も、「やる」と決心してその日に向かっています。成就までは残りの1割ですが、これがまた巨大な仕事ばかりで、簡単なことではありません。しかし、いくら困難で大きな仕事でも、やるんだという「決心」の錦の御旗があればこそ、立ち向かっていけます。

 これからいろいろと具体的な仕事が出て来ます。とりあえず、これから、ポスター、チラシ、入場券の作成に入ります。2,3ヶ月はすぐに過ぎます。目の前の行事に気を取られがちですが、遅れを取らない様に、準備を進めなければと思っています。

 たくさんの方のご尽力があればこその、1,000人規模のコンサートです。力を合わせて、生涯の思い出に残る夢を実現させましょう。

 <行事予定>
■オペラ鑑賞 こうもり  
7月2日(水)午後1時半〜 その1
7月30日(水)午後1時半〜 その2
 ■第76回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
7月13日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■第38回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  7月16日(水)午前10時半〜
■ほのぼの歌声サークル 
  7月9・23日・水曜日午後2時
■第206回 さわやかコンサート
7月25日(金)鶴見病院
■別府ギターサークル連盟 第31回定期演奏会 
7月6日 西部公民館 2時 無料
■サンシティー音楽院講師演奏会 
入場券千円(ささやかなお土産つき)<発売中>  7月13日(日)午後2時〜 シャンテドール。
生徒の皆さんの応援をよろしくお願いします。
■ルベック30周年記念
 第30回「魅惑のギターステージ」 11月30日(日)午後2時 ビーコン・フィル 千円
 
●ルベックスペシャルのお知らせ
7月の練習日 5・12・19(3回)
7月20日(日)九州ギター音楽協会主催・ギターフェスティバル参加(北九州市・響ホール)
サンシティー音楽院レッスン
お休みのお知らせ 
5週目のお休み 
7月29(火)〜31日(木)
<読者の皆様へお願い>別府に音楽文化を育てようと活動している「ハーモニアス別府」という会があります。難しい事は何もありません。年3回の会報を読んでいただくだけでも結構ですので、読者の皆様のご入会をお願いします。年会費千円です。よろしくお願いします。

連載 その3
白石まさ子 心の歌便り  
  (声楽・ピアノ科講師)
 
<ジメジメ>
 
 ジメジメ、ジトジトとこの梅雨の期間は気分もすっきりしませんね。
 「梅雨」の語源は、梅の実が熟して潰れる時期だからとか、中国ではこの時期カビが生えやすい時期で「黴雨」と呼ばれ、カビの語源が良くないので「梅」字を使ったなど諸説あるそうです。「梅雨」を「つゆ」と呼び始めたのは江戸時代からそうです。
 この時期は体調を崩される方も多いですね。私もアレルギー喘息が出たり、なんだか体が重かったり、食欲が落ちたり、軽い腰痛、膝の痛みなど色々症状が出ます。
 原因のひとつにご存知の方も多いと思いますが「梅雨冷え」があります。私は最近ある本で知りました。「梅雨」は湿気が多く気温も下がる時期、加えて公共交通機関や公共施設などは冷房が効き、内外で冷える要素がたっぷりあるわけです。
 私は冷え性でこの時期外出時は靴下は欠かせません。喉を守るためにマフラーなども持ち歩いています。それでも冷房などの冷えはカバーできない事が多く、足の指先は氷のようにいつも冷たくなります。
 その本によれば、毎日お風呂に入り汗をかくこと、下半身を動かし血流をよくすること。人間の下半身は植物で例えると根の部分に当たり、弱ってくると腰痛が出やすくなるので、日ごろから「根っこ」の根菜料理をしっかり食べる事。など色々書いてあり“なるほど”と思いました。
 確かに普段の生活の中で体を冷やすことが多く、食事も暑くなると簡単なもので済ませることも多くなり体を冷やす事ばかりしていますね。反省!!これから夏本番、今度は夏バテしないように冷たい食べ物は控えめにしたいですね。
 
我が家の「五郎」は音楽が好き    
<ルベックムーン 佐藤至徳>
 私の長男を夜市に連れて行った時、小さなミドリガメを欲しがったので買い与えた。最初だけは亀の餌をやつてかわいがつていたが、長く続かず結局私が育てる事になってしまった。
 長く飼っていると情が湧き、意外に可愛い。飼い始めて、もう35年くらいになり、我が家の一員になってしまった。
 買ったときは3センチ足らずだったのが、今は、甲羅だけでも30センチはあり頭と尻尾をいれると40センチはある。こんなに大きくなると一番苦労するのは餌である。
 最初は市販の「亀の餌」でよかったが食べなくなってしまった。それで、川に行きハエやアブラメを釣ってやっていた、10センチくらいの小魚は頭からいっぺんに10匹くらいは飲み込んでしまう。ただ、よいことにはおおっぴらに川釣り行ける事だった。
 爬虫類の大嫌いな家内も文句を言いながらも時には餌をやってくれるようになり、かわいがってくれる。何時ごろからかは覚えていないが名前を「五郎」と呼ぶようになっていた。
 私も、もう高齢者の部類になっているので、心配がある。あるペットショップでミドリカメの寿命を聞くと20年くらいですと言う。我が家では35年たっているがピンピンしている。どう見ても老亀とは思えない。他の店で聞いたら80年くらいと言われた。それでいくと、「五郎」はまだ45年は生きることになる、私は、どうみても後45年は生きそうもない。私の死後は誰が飼ってくれるのかなあ。
 私も、もう、そうたびたびは川釣りに行けなくなり、最近は餌を、イリコや冷凍エビでこらえて貰っている。
 水槽の掃除の時に、庭で遊ばすのだが、「五郎」と呼ぶと、首をじわっとこちらに向けて近寄ってくる。自分を「五郎」だと認識している。但し、私と家内だけしか反応しない。
 11月から3月までは、冬眠期間で水槽を玄関に入れやり、餌も食べない。ただ、眠っているのではなく浅い水の中でよく動く。寂しいのか人の姿が見えたり、足音が聞こえるとバタバタと暴れ回る。そんなとき、私はハモニカを持っていき、ゆっくりとした童謡などの曲を吹いてやると水から首だけを上げておとなしく聞きいってくれる。
最近はハモニカの練習をしていても、家では誰も聞いてくれない。私の音楽を理解してくれるのは「五郎」だけである。本当に「五郎」は音楽が好きだと私は思っている。
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ルベック30周年記念演奏会 11月30日
魅惑のギターステージのすべて bT
<ゲスト>
フルート・ケーナ&ギターの調べ
和田名保子(フルート・ケーナ)
 オカリナ&ケーナ奏者。山口芸術短期大学音楽科フルート専攻卒業。1995年より福岡で演奏活動を開始する。ソロ活動の他、『和田名保子トリオ』『エンジェルズ・ヤーン』など独自のユニットで活動。
 2005年に『雅天空』を結成し、福岡を中心に九州一円でコンサート・ライブ・レコーディングと、幅広い音楽活動に取り組む。自身の作曲によるオリジナル作品も数多く、最近はCM曲や番組BGMなども手がける。
 一方では、県内20か所の教室・サークルの講師も務め、2003年には全生徒(現在230名)をメンバーとする『和田名保子オカリナ・風の会』を発足。毎年2回『オカリナ・風のコンサート』を開催している。
 これまでにアルバム『月の旅人』(完売)『月伝説』『雅天空』をリリース。
 大分県出身。福岡県前原市在住。
松下 隆二 (ギター)
1990年第18回山口県ギター音楽コンクール第1位。 1994年第39回九州ギター音楽コンクール第1位。 1994年フランスのエコールノルマル音楽院に入学。九州ギター音楽協会福岡支部長。フォレストヒルミュージックアカデミーギター科講師。
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サンシティー音楽院講座紹介 bP
ほのぼの歌声サークル
●毎月第2・第4水曜日午後2時〜3時
  (月に2回の講座です)
●会費 月額 千円
●童謡・唱歌・懐かしの歌謡曲・いろんな国々の有名な歌・・・をみんなで歌っています。
 歌詞の読める方ならどなたでも参加できます。楽譜は使いません。
●いつでも入会できます。
●会員の皆さまのリクエスト曲も歌っています。
●歌唱指導・ピアノ伴奏 白石まさ子先生
 
現在10名ほどの講座です。大きな声で歌うと、ストレスも吹き飛びます。休憩には、コーヒーやお菓子も出て和気あいあいの楽しい会話もはずんでいます。
 すぐ仲間になれますので、どうぞお申込み下さい。お待ちしています。

 

サンシティー音楽院 音楽だより♪302 

人の砂漠 竹内幸一 
 言いたくないけど・・・今年は梅雨明けから、毎日、毎日暑いですね。つい最近
「夏カード 一枚きりの 神の札」
という俳句を作りました。天の神様が、この地の天気を決めてくれているのですが、この夏の神様の手持ちのカードは、酷暑カード一枚しかないのではと思わせられます。明けても暮れても同じカードでは、困りますね。どうぞ皆様、涼しい秋風の吹く日まで、ご一緒に耐え忍びましょう。

 暑いとなかなかいい案も浮かばずに、今月号はどうしよう・・・と思っていましたが、最近読んだ「人の砂漠(
沢木耕太郎著・新潮社)」を取り上げてみることにしました。まとまりませんがどうぞお付き合い下さい。

 この本はルポルタージュ(第一次大戦後に生まれた文学の一ジャンルで、社会的な事件など作為を加えずに客観的に叙述するもの。報告文学。→記録文学)で、沢木が生身で飛び込んで取材した、8つの作品が収録されています。

 私は、こういう本を読む事は余りないのですが、「事実は小説より奇なり」ということわざが、よく分かる本でした。何しろ、面白くてぐいぐい引き込まれます。暑い日、仕事の合い間や終わった後に本を開くと、疲れていてすぐ眠くなるのですが、不思議なことに、この本は、目が冴えてくるのです。なかなか、こういう本には出合えません。

 一作目は「おばあさんが死んだ」という作品です。「静岡県のある借家で一人暮らしのおばあさんが、栄養失調と老衰で亡くなった。そしてその老女宅の6畳間から、ミイラ化した実兄の遺体が見つかった」という事件の、背景を詳しくたどってまとめているものです。福祉の手を拒否し、餓死に近づいていく家計簿の記録などは、壮絶な人生末期の生き様を伝えています。

 第3作目は、日本最南端の「与那国島」と国境を隔てる台湾とのいろんなかかわり。第4作目は、根室のノサップ岬近辺の漁業者の視点から見た「ロシアを望む岬」と続いています。この4作目を読んで、北方領土返還という、日本国としての立場と、現地の漁業者との思いの違いには、それこそ、目からうろこが落ちる思いましました。

 「屑の世界」というのが、5作目にあります。これは、本当の意味で作者は汚れ役に徹して、仕切り場(屑屋が新聞や金属、ペットボトルなどを集めて買い取ってもらうところ)で働いた記録です。そこに出入りする底辺の人々の人間模様や、様々なごみの山に対して考える、人間と云うものの原罪考察など、唸ってしまうことがたくさんありました。

 最後に、第2作目の「捨てられた女たちのユートピア」を取り上げてみたいと思います。婦人保護長期収容施設「かにた婦人の村」の報告です。124名の入所者(精神病27名、精神病質66名、精神薄弱112名、身体障害25名他)は、元売春婦の方ばかりで、日本に1ヵ所しかない施設です。キリスト教牧師の深津文雄の手で創設され、運営されています。

 それぞれの能力に応じて、班に分けられ作業が行なわれます。手芸、農業、園芸、土木、調理、清掃、製陶、製パン、製菓,選択、浴場、営繕とあります。

 またクラブもあり、合唱、お花、琴、卓球、学習、童話の好きなところへ行って時間を過ごします。

 その運営の中で、私が注目したのは、その施設では、テレビを見ることを禁じていることです。その理由を、深津牧師は次のように言っています。

 「テレビは強制的に貴重な時間を奪う。貴重というのはその時間にすばらしいことが出来るのに、というのではない。退屈で不安な時を奪うからこそ、テレビは敵なのだ。不安で退屈だから人は考え何か作ろうとする。」
もしテレビがあったら、この「かにた村」はできなかっただろうとさえ、深津牧師は言っています。

 これはどういうことでしょうか。ドラマやバラエティーなど、楽しい時間が過ごせれば、人は退屈しないし、足や手を動かして何かをしようという意欲もなくて済みます。そこにどっぷり安心しきって浸かってしまうことになります。与えられる食事を待つだけです。

 しかし、みんな生きています。病気がいろいろあるとはいえ残された機能は、何かが出来ます。それを引き出すことが出来なければ、鍵をかけた檻の監禁施設でしかありません。

 人の持っている生命力を最後まで引き出そうとするのは、大変面倒で手間隙のかかることです。しかし、そのスケジュール援助があるお蔭で、村が成立しているのです。施設の人々はそこで最後の命の輝きを見るのです。

 話は大きくそれますが、逆な意味で、私達の暮らしの中でテレビ見放題の功罪はないのでしょうか?テレビがお好きな方も多いので、深入りしたくはないのですが・・・・。(笑)

 もうかなり前ですが、「8時だよ、全員集合」という番組があり、こういうのを与えておけば、国民は骨抜きになるといわれていました。一億総白痴化の始まりでした。

 国民が納めた年金の、簡単な記録さえきちんと出来ないなどは、本当に大きな悔しい問題です。しかし、国民は猫になったんでしょうか。韓国やヨーロッパからは、道路を埋め尽くす大規模なデモが伝えられています。わが国ではそんな気配は全くありません。テレビの中で解説者が少しだけ吠えれば、それでガス抜きされているのでしょうか?

 ちょっと横道にそれましたが、沢木さんの「人の砂漠」を見つめる視線には、人間のぬくもりがありました。突き放すのではなく、そうならざるを得ない現実を読み取ることが出来たのは、やはりルポを書く作者の資質の高邁さによるものでしょう。いい本を読みました。

 <行事予定>

■第77回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
8月10日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■第39回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  8月20日(水)午前10時半〜

■ほのぼの歌声サークル 
  8月6・27日・水曜日午後2時
■第207回 さわやかコンサート
8月29日(金)鶴見病院
■ルベック30周年記念
 第30回「魅惑のギターステージ」 11月30日(日)午後2時 ビーコン・フィル 千円
●ルベックスペシャルのお知らせ
8月の練習日 2・9・16日(3回)
サンシティー音楽院レッスン
お休みのお知らせ 
■お盆休み
 8月10日〜16日
■5週目のお休み 
8月29(金)〜31日(月)
*     8月は3回レッスンになります。
30周年記念演奏会へご出演の皆様へお願い
 そろそろプログラム作成に入ります。それで、掲載の顔写真を順次撮らせていただきます。
 それから写真の下に、出演する簡単なコメントをお願いします。30字以内で、下記にお願いします。
下記を切り取るか、メールでもかまいません。

連載 その4
白石まさ子 心の歌便り  
  (声楽・ピアノ科講師)
 
<夏の風物詩>

 夏の風物詩といえば、花火?浴衣でしょうか。最近は若い人でも色とりどりの浴衣を着る方が増えましたね。先日あった別府夏の宵祭りにも浴衣を着た若い方を大勢見ました。
 私の中で夏祭り、といえば大阪の天神祭り、京都の祇園祭でしょうか。
 京都祇園祭はメインは山鉾巡行ですが、7月1日の吉符入りから31日の疫神社夏越祭りまで1ヶ月行われるのは皆さんご存知だったでしょうか?
 そして長刀鉾に乗る稚児は費用が約2000万円ほどかかるため京都の資産家の10歳前後の男の子と禿(かむろ)と呼ばれる家来の少年2人とともに6月ごろ選ばれるそうです。なんだか想像もつかない世界ですね。
 過去、俳優の大川橋蔵さんの息子さんがされたと記憶しています。そして稚児は7月1日「お千度」から女性の手を一切借りないそうです。
 祇園祭はいまだに女人禁制です。宵宵山、宵山などで各辻に止めてある山鉾は1部を除いては女性は登らせてもらえませんでした。伝統あるお祭りでしかたがないとはいえ、女姓の私には複雑な気持ちでしたね。
 ただこの山鉾はテレビで見るより、実際はとても大きく、力強く、装飾も立派で美しく、圧倒されます。
 京都まで遠いですが、ぜひ京都祇園祭の山鉾を見に行かれてください。
 そして約1週間後に行われる大阪天神祭りは京都祇園祭とは対照的で、何千発の花火が上がり、25日の本宮の夜は旧淀川に沢山の船が行きかう船渡御が行われます。その川沿いには何キロも続く屋台、もう明るく賑やかで大阪人のバイタリティーを感じるお祭りです。ぜひ大阪天神祭りも1度は体験?してみてください。
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魅惑のギターステージのすべて bU

稲垣稔先生のこと

竹内竜次

 稲垣先生には、小学5年生から19歳で留学するまでの約8年間教えて頂いた。それから月日は流れ、僕もギターを教え始め、教え子が再び稲垣先生の元へ通うようになった。
 自分が教え初めて、半人前ながら少しずつ解ってきた事がある。専門家を目指す若い人を教えるのは、喜びも大きい反面、忍耐と根気強さ、そしてもちろん愛情を必要とする。答えを自分で見つけるまでじっと待ってあげることは本当に難しい。生徒がやる気を出し、それでも失敗し、それをまた励ましながら答えがでるまで寄り添っていくのは、答えを教えるよりずっと労力がいる。けれど、回り道をしても自分で掴んだものは、その先ずっと残って行くし、すぐに答えを教えてもらったものは、案外忘れてしまう。
 えらそうにつらつらと書いてきたけれど、そういう自分もまた、決して教えやすい生徒ではなかったと思う。いつも練習しろと口うるさくいっている今の若い人の前では、大きな声では言えないが、当時の僕は練習はあまり好きではなかったし、先生のいうことをすぐに実現する器用さも持ち合わせていなかった。
 今思えば先生はそんな僕を忍耐強くじっと待って下さっていたのだと思う。僕が出来なくても、決していらいらしたり、声を荒げたりする事はなかったけれど、必要な事は何度でも繰り返しおっしゃった。それが僕の体に染み込むまで。レッスンは小休憩を挟んで毎回2時間を越えていたと思う。
 先生のおかげで、だんだんとコンクールなどで結果がでるようになっても、丁寧なレッスンは変わることがなかったし、「同じように教えても誰でも結果がでるわけではないから」、と謙虚な姿勢を崩すこともなかった。
 教えるようになって改めて稲垣先生のような姿勢で生徒と接することが出来ればと強く願う自分がいる。もちろんまだ足元にも及ばないけど。
 教師としての先生のことばかり書いてきたが、改めていうまでもなく「稲垣稔」といえば日本でも3本の指に入る超一流のギタリストである。その輝かしい経歴は先生が日本に留まらず、世界に通用する演奏家であることを示している。
 先生のリサイタルを始めて聴いたときのことはよく覚えている。興奮して手に汗をじっとりかいた。その当時小学生の僕には、聴きなじみのない曲が多かったけれど、アンコールで弾かれたディアハンターのテーマ〜カバティーナ〜で、ギターという楽器の虜になった。
 もちろん技巧を駆使した難曲には息を呑んだし、ダイナミックレンジの幅の広さと音色の多彩さにはため息がでた。それでもなお11歳の少年の心を掴んで離さなかったのは、何もかもを包み込む歌心とそれまで聴いたことのない美しい音色だったと思う。
 昨年久しぶりに先生とお会いし、演奏も聴かせて頂く事が出来た。あれから20年が経ち、僕も腹の出っ張りを気にするおじさんになろうとしているのに心だけはすっかりあのときのギター小僧に戻ってしまった。
 「ギターっち、すげー。ギターっち、かっこいい。!」
心躍るという表現があるけれど、それがぴったりと来る素敵な時間だった。
 本当に嬉しいことに、来る11月30日、ルベック30周年記念演奏会の特別ゲストとして稲垣先生に来て頂ける事になった。
 たくさんの人に聴いて頂きたい、と書く前にまず自分が裏方を飛び出しても聴きたいというのが本音だ。
 そういえば、この前聴いたコンサートの打ち上げでは「私、骨抜きになりました」という女性が続出した。女性の皆さん、先生の魔力に是非ご注意を!!
                      
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サンシティー音楽院講座紹介 bQ
オペラ鑑賞講座
 皆さん、オペラの魅力、楽しさをご存知でしょうか?
 長たらしいし、何か、難しそう。私、あのキ〜き〜声はきらいなんよ。あんなの聴く人の気が知れん・・・
 そんな声もよく聞きます。オペラって、身近で公演を見る機会もめったにないですし、あっても値段が高いので、なかなか触れる機会がありませんね。テレビでも時折やっていますが、初めての方には取り付きにくいことでしょう。
 しかしながら、オペラは人間の創造する最高の芸術といわれています。演劇、お芝居、舞台芸術、そして声楽家の巨匠の織り成す名場面の数々。オーケストラも指揮者も、現代を代表する豪華版です。ソリスト一人で、またオーケストラ一つだけで、立派に公演が開けるのに、それらを惜しげもなくたくさん集め、大予算の豪華絢爛の舞台と音楽を作ります。まさに夢の饗宴なのです。
 確かに、始めはちょっと取り付きにくいと思いますが、その魅力にはまれば、あなたの生涯に大きな楽しみが広がりますよ。この楽しみを知らずに死んでいくなんてもったいない・・・!
 講座では、始まる前に登場人物の人間関係図をお見せしながら、あらすじを解説しています。ですから、およその流れが分かります。後は字幕つきの洋画を見るのと同じです。実に簡単!!

●毎月第1水曜日午後1時半〜3時半
  DVD鑑賞(月に1回の講座です)
●会費 月額 500円
●いつでも入会できます。
●リストの中から、ご参加の皆様に順番に次の演目を選んでいただいています。
●オペラの解説とスイッチオン係 竹内幸一
●次回の開催日 9月3日(水)午後1時半








 

サンシティー音楽院 音楽だより♪303 
エスプレシボ  9月号
ねこふんじゃった 竹内幸一 
 
 ようやく朝晩は気持ちのいい秋風が吹くようになりました。今年は、暑い日が長く続きましたが、皆様お変わりありませんか。これから食欲の秋にもなりますので、どうぞ体調回復に努めてください。

 さて今月は、小さな子どもさんが、一番に覚えてピアノで遊ぶ曲「ねこふんじゃった」について書いてみましょう。

 この曲の魅力は、「いくらでも速く弾くことができる。全力疾走の後にも似た爽快感がある。黒鍵を駆使できる。両手を使って、これがピアノという満足が出来る。和音を弾き、両手をクロスさせる事が出来る。しかも師匠は、友達やクラスメイトからの伝授で弾けてしまう」のです。遊びの中でマスターできるので、子ども達に超人気の曲です。実際の楽譜は、変ト長調という難しい楽譜なのですが・・・。

 この有名な曲は、日本の曲ではないのですが、作曲者不詳という事になっています。しかし、一説によりますとロシアのアントン・ルビンシュタイン(20世紀最大のピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインとは違います)が作曲した曲だろうとも言われています。ルビンシュタインの楽譜が現存していないので正確な事は判らないそうですが、彼はリストと並ぶ腕前の持ち主で、この曲がきわめて技巧的である事、彼が演奏旅行に出かけた先々にこの曲が伝わっている事、更に彼がピアノ教育に熱心であった事などから可能性が高いと言われています。

 ちなみにこの曲は、いろんな国で愛されていますが、題名は様々です。ドイツ、ベルギー「ノミのワルツ」、デンマーク「公爵夫人」、ブルガリア「ねこ行進曲」、ロシア「犬のワルツ」、スウェーデン「ぶたのワルツ」、メキシコ「おさるさん」、フランス「カツレツ」、スペイン「チョコレート」となっています。面白いですね。

 この曲が、日本では面白い猫の曲になったのは、阪田寛夫さんの作詞によって広まったからです。(それより別に、阪田さんより前に丘灯至夫さん作詞も出ています)

 ねこふんじゃった ねこふんじゃった ねこふんづけちゃったら ひっかいた ねこひっかいた ねこひっかいた ねこびっくりして ひっかいた 悪いねこめ つめを切れ 屋根をおりて ひげをそれ ねこニャーゴ ニャーゴ ねこかぶり ねこなで声で あまえてる

 ・・・・そんな歌詞が続きます。全国の小さな子ども達から大人までが、♪ねこふんじゃった ねこふんじゃった ねこふんづけちゃった♪と、楽しそうにうたっているのですが・・・・

 最近、ある本で次のような文を読みました。

もう!ふまないでよね! (おおたにみねこ)

しっぽをふまれ まえあしをふまれ みみをふまれ うしろあしをふまれ かわいいこねこちゃんもふまれ だいじなおばあちゃんねこもふまれ よってたかってふまれつづけよ。ひどいじゃない!

 なのに、みんなして たのしそうにうたうなんて!そいでもって ふんづけたら ひっかかれちゃったですって? あったりまえでしょ! あたしたちねこだって だまってやしないわ! ぷん、ぷん!

 にんげんって、ひどいわ。 にんげんのこどもたちもひどいわ。 あたしたちねこが いっぴきのこらず このよからいなくなったら どんなにさみしくなっちゃうか そうぞうしてみてね。

 ちょっと引用が長くなりましたが、私はこれを読んで、はっとしました。私たちは面白おかしく♪ ねこふんじゃった ねこふんじゃった ねこふんづけちゃった♪・・・とにぎやかに歌っているのですが、踏まれている猫がいることまで少しも気が回りませんでした。そうなんですね。踏まれたら痛いですよね。

 なかなか気がつかないことですが、私達の身のまわりには、知らずにまわりの人を踏んづけて、痛い思いをさせていることもあるかも知れませんね。それは、いつの間にか自分の周りから、重要な人を失っていくことにもつながっていることにもなりかねません。時おり、落ち着いて周りを見回し、相手の立場に立ってみることも大事ですね。

 誰も、それぞれ自分の願いややりたいことがあり、それをばら撒きながら生きています。しかし、それは自分だけでなくみんな同じことで、それぞれの方の願いがあります。周りの人の様子もよく見ないと、知らないうちにぶつかり合っていたりします。また残念ながら、影での嫉みや嘲笑につながっていることもあります。

 ♪ねこふんじゃった ねこふんじゃった ねこふんづけちゃった♪・・・のではないかと気がついたら、早めに手を打つことが出来たらいいですね。

 実は、阪田寛夫さんの歌詞に次のようなところもあるのです。

ねこごめんなさい ねこごめんなさい ねこおどかしちゃって ごめんなさい ねこよっといで ねこよっといで ・・・

 たとえ、口に出さなくても、そんな気持ちを持つことが出来れば、周りの方にも気持ちが通じることでしょう。そしてそれは、自分の暮らしの中に、豊かな人間関係を作る元にもなります。

 そういえば、「猫をかん袋に 押し込んで ポンとけりゃ ニャンとなく・・・」というような事をする和尚さんもいましたね。踏んだり蹴られたり、人に身近な猫は、なかなか生きるのも大変です(笑)

 <行事予定>
■オペラ鑑賞講座 ホフマン物語 その1
 9月3日(水)午後1時半〜 500円
 ■第78回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
9月14日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■第40回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  9月17日(水)午前10時半〜

■ほのぼの歌声サークル 
  9月10・24日・水曜日午後2時
■第208回 さわやかコンサート
9月26日(金)鶴見病院
■許可(二胡)+ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団 10月16日(木)夜7時開演 ビーコン
  S席 4,000円(座席指定) A席3,000円(当日座席指定) 学生席2,000円
   入場券のお世話をしております。竹内まで。
■第9回ハッピーコンサート 光の園
 10月19日(日)午後2時〜
■ルベックひまわり 第5回 なごやかコンサート 
 11月9日(日)午後2時 あすなろ館
■ルベック30周年記念
 第30回定期演奏会
「魅惑のギターステージ」 
11月30日(日)午後2時 ビーコン・フィル 千円
 <9月15日 入場券発売開始!!>
●ルベックスペシャルのお知らせ
9月の練習日 6・13・20日(3回)
サンシティー音楽院レッスン
お休みのお知らせ 
■祭日のお休み
 9月15日(月)敬老の日
 9月23日(火)秋分の日
■5週目のお休み 9月29(月)〜30日(火)
*月、火の方は3回レッスンになります。

連載 その5
白石まさ子 心の歌便り  
  (声楽・ピアノ科講師)
 
<北京オリンピック>

 北京オリンピック、盛り上がりましたね。
私も毎日、テレビを見て応援していました。
メダルを取った方も、取れなかった方も皆さん輝いていましたね。
 自分を信じ、今までトレーニングした事を信じ、ひたすら競技に打ち込んでいる姿を見てもらい泣きしたり、叱咤したり、喜んだり、オリンピックならではの感動ですね。
 今回2大会続けてメダルを取った方のほとんどが、この4年間の間にケガ、挫折、などで苦しみや辛さを乗り越えた方が多かったですね。
 そのインタビューを聞いて、音楽の勉強をしている私たちにも共通することがあるな、と思いました。私たちも演奏会や発表会に向けて、日々毎日練習し本番を迎えるわけですが、練習どおり上手く演奏できたりできなかったり、思わぬ失敗をして自分の限界を感じて落ち込んで音楽を辞めようと思ったり、色々ありますね。
 私は今年の7月初旬に風邪をひき、持病の喘息がひどくなり、暑さで食欲も減ったせいで8月のお盆あたりまで体調、気力が戻らずほとんど歌の勉強が出来ませんでした。こんなときは、もう歌が続けられないんじゃないかと、弱気になりましたが、ある選手のインタビューの“自分を信じて・・”という言葉で、少し大げさですが勇気つけられました。私も結果が出ず、声楽を辞めようと思ったこともありました。でも“こんなことで辞めてたまるか!継続は力なり”と自分を奮い立たせていままで勉強を続けてきました。今は辞めなくて良かったと思っています。
 世界で活躍をしているトップアスリート、アーチストたちと比べたら、まだまだ努力は足りませんが、選手の皆さんのように自分を信じてこれからも、練習を重ねて行きたいと思います。来月は私が毎日歌うためにどんな事をしているか、気をつけているか、そして腹式呼吸について書かせていただこうと思っています。

++++++++++++++++++++                                  ルベック30周年記念演奏会 11月30日
魅惑のギターステージのすべて bW

 記念演奏会のポスター、チラシ、入場券が出来ました。これから、11月30日まで、全力で演奏会成功のためにがんばります。この新聞エスプレシボの読者の皆様、どうぞ、ご協力をお願い致します。皆様方のご支援をいただければこそ、この30年に一度の大イベントが成功につながります。どうぞお助け下さい。
心よりお願い致します。  竹内幸一                          

入場券のお願い
 ご承知のように、ビーコンフィルハーモニアホールは、1,200名の客席を持つ別府市で最大の音楽ホールです。毎年開いている小ホールでの定演では、約250名の皆さんに応援していただいています。したがって、今回は、その4倍という途方もない数の人たちに席を埋めていただかないとなりません。1,000名という数字は、地味なクラシックギターにとっては、大変な数字です。簡単なことで望める数字ではありません。
 しかし、私、竹内幸一は、あらゆる友人、知人のつてを頼って、全力をあげ力を振り絞って取り組みます。ギター関係者の皆さんもがんばります。
今回は素晴らしいゲストの方の出演もあり、喜んでいただける演奏会になると思います。皆様、どうぞ、お知り合いの方を1名でも2名でもお誘いください。身のまわりの方に声をかけていただけると、大変ありがたいです。なにとぞよろしくお願い致します。
 もし、入場券・チラシをお預かりいただけるようでしたら、その枚数を教えてください。すぐにお届けします。もちろん、お預かりいただいた分が全部売れなくても一向に構いません。余った分は後での清算の折に、返していただければ結構です。
 なお演奏会前に現金と引き換えて広げていただく「入場券」のほかに、今年は「当日清算券」を準備しました。この券は、演奏会当日受付で、お金を払っていただく券です。この券がなければ、当日のご来場は、当日料金、1,500円になるのですが、この券をお持ちになれば、前売り料金の1,000円で入場することが出来ます。
 遠くにいる方、ご来場が不確定な方、お金のやり取りが難しい方がおられましたら、どうぞこの券もご利用下さい。ご希望枚数をお知らせくださればお届けします。
 *ただし、やはり、会場へ足を運んでいただくには、前売り券を買っていただくのが一番確実です。大変でしょうが、前売り券の販売にご協力をお願いします。             

●一番頼りにしています、演奏会ご出演の皆様には、別途お願いをしますので、大変と思いますが、よろしくお願いします。

ポスターのお願い
 今回は、大イベントですのでポスターを作りました。人のたくさん集まるところや、自宅の前などにポスターを貼っていただければ嬉しいです。よろしくお願いします。ポスターを貼っていただいたところには、お礼に入場券を3枚差し上げます。

プログラム広告のお願い
 今回は、ゲストの出演や会場費など、これまでにない多額の費用がかかります。それで、プログラムに協賛広告をお願いしております。
 「あんたからいわれたら、断われんな・・・」という懇意にしているお店や企業がありましたら、どうぞ声をかけてみてください。
なお、スペースに3種類あり、3,000円、5,000円、1万円の枠があります。特典として、広告をいただいたところには、代金分の入場券を差し上げます。
 広告を出していただけるようでしたら、スペースに掲載する原稿をとりあえずお願いします。なお、申し込み締め切りは、印刷の都合上10月10日をめどにしています。料金は、プログラム完成後にいただきます。

*今年が、還暦の私。人生の半分の30年をかけてきたギターに捧げる集大成の一日です。皆様の応援を切にお願い致します。

 

サンシティー音楽院 音楽だより♪304 

トイレの日    竹内幸一 

 窓からの風が快適に感じる頃になりました。秋分の日が過ぎましたので、これかは爽やかな日々が続くことでしょう。ところで、今日は、私のひいきチームの西武ライオンズがリーグ優勝した夜です。男泣きの監督や選手、コーチの様子にこちらも胸を熱くしました。地道な練習、努力が報われるというのは、いいことですね。西武ファンの皆さん、握手! 握手!

 という事で、テレビを見ていたら、これに取り掛かるのが遅れてしまいました。今月はちょっと変な話題ですが、どうぞお付き合い下さい。時おり「尾篭(びろう)な話で恐縮ですが・・・」と言う前置きを聞くことがあります。尾篭とは、わいせつであったり不潔であったりして、人前で口にするのがはばかられることだそうです。今回初めて私もそれを使わせていただきたいと思います。この新聞から臭いは出ないと思います(笑)ので、ご勘弁下さい。

 世の中にはいろんな記念日がありますが、トイレの日と言うのがあったのを、皆さんご存知だったでしょうか?「11(いい)10(ト)イレ」ということで、日本トイレ協会が1986(昭和61)年に11月10日をトイレの日と制定したそうです。 同協会はこの日に「トイレシンポジウム」を開催し、公衆トイレを対象とした「グッドトイレ10賞」や「トイレレポートコンクール」の表彰なども行なっているそうです。

 長いこと暮らしていると、時代によって身のまわりがいろいろ変わって行きます。トイレもそうですね。

 今の若い方には信じられないでしょうが、私の子どもの頃の農家には、玄関の出口のすぐ横に、大きな穴を掘った小便壷がありました。戸もなく、蛆虫とかも湧き放題でした。肥えたごという桶に、それを汲んで、近くの畑に、すぐやれるという便利さがあったからでしょう。学校のトイレにも、天秤棒に二つの桶を担いだおじさんが汲取りに来ていました。それが畑の野菜などの成長に役立っていたのです。

 ものの見事に資源が循環している様を、見て暮らしていました。今はすべての糞尿はお金をかけて処理し、肥料もお金をかけて買い入れています。

 その後、トイレは屋内になりましたが、家の裏の奥のほうにあり、夜中とかは怖い場所でしたね。幽霊とかが実感できる場所でした。電気は暗いし、足元に張っている板は、何だかゆるゆるで、足を踏み外しそうな気さえしていました。

 それに、お釣りが来る(溜まっているのが、落ちたもので跳ね返る)という状況も、なつかしい思い出です。

 たぶんそんな頃ではなかったと思いますが、ガキ連中の話で、天皇陛下のトイレが話題になったことがありました。「天皇陛下の便所は、お湯が出て尻を洗うんぞ、知らんやろうが」「紙なんか使わんのぞ」・・・と、どこからか聞き込んできた仲間が、そんな話をしました。お湯の優しさが、とてつもなく羨ましい感じがしました。

 新聞紙をよく揉んで尻を拭いていた当時は、それがどういう仕組みなのかほとんど分かりませんでした。洗面器にお湯を入れておつきの者が持ってくるのかなと、とん珍かんなことを考えたりしました。しかし、なんだか、やはり天皇陛下はスゲーんだなーと、妙に深く印象に残っています。

 この話にかこつけて、ちょっと余談を加えます。当時、美智子妃殿下の人気は絶大でした。結婚式の様子などは、学校のテレビにかじりついて見たものです。そのころ「あの、美智子さんもトイレに行くンやろうか。○○もするんやろうか」などという、不謹慎?な話が出ていたのをおぼえています。そういわれると、何となくトイレとは無縁のような気になったから不思議です。それだけ神々しい美しさが溢れていたからでしょうね。

 それはともかく、そういう意味で言うと、私達も天皇陛下なみのトイレを使える時代になっているんですね。雲の上の高貴な方が使う、お湯の出るトイレが、およそ50年して、わたしたちのものになっています。ありがたいことですね。

 ちょっと贅沢な話になりますが、家で毎日紙を使わず、お湯の出るトイレで用を足していると、その設備がないところでは、どうも気が乗りません。「海外旅行とかそれが嫌でね」という話も聞きましたが、よく分かります。紙では、どうもきれいになりそうな気がしないのです。(本当に尾篭な話で済みません)

 何しろ、トイレは日々進化しています。ある時大型電器店の大のトイレに入りました。すると、前に立っただけで、トイレの蓋がさっと立ち上がって開いたのです。びっくりしながら、ここまでやるかと、何だかあほらしいような気にもなったほどの進化でした。

 さて、今月はなぜこの話題を取り上げたのでしょうか?実は、結末の落ちだけは早くから決まっていたのです。それをこれから、書きましょう。笑わないでくださいよ。いや・・・なるほど、そこに持って行きたかったのか、納得!と、笑ってください。

 11月10日は、“いいトイレ”ということで、トイレの日でした。そこでクイズです。では、11月30日は何の日でしょう。

 その答えは・・・・

 11月30日は、11(いい)30(30周年の)演奏会が開催できる、今年限りの記念日です。

 30年に一度の、全力をあげてのイベントの合言葉は<いいさんじゅう>です。皆様の力強いご声援をお願いします。開催日までの残りの時間も少なくなってきました。どうぞ、入場券を周りの方に広げてください。切にお願いします。

 <行事予定>
■オペラ鑑賞講座 ホフマン物語 その2
 10月1日(水)午後1時半〜 500円
■第79回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
10月12日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■第41回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」  10月15日(水)午前10時半〜
■ほのぼの歌声サークル 
  10月8・22日・水曜日午後2時
■第209回 さわやかコンサート
10月24日(金)鶴見病院
■許可(二胡)+ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団 10月16日(木)夜7時開演 ビーコン
  S席 4,000円(座席指定) A席3,000円(当日座席指定) 学生席2,000円
   入場券のお世話をしております。竹内まで。
■第9回ハッピーコンサート 光の園
 10月19日(日)午後1時30分〜 無料
■ルベックひまわり 第5回 なごやかコンサート 
 11月9日(日)午後2時 あすなろ館
■ルベック30周年記念 第30回定期演奏会
「魅惑のギターステージ」 
11月30日(日)午後2時 ビーコン・フィル 千円
 <入場券発売中!!>
30年に一度の大イベントです。
どうぞ皆様応援してください。お願いします。
●ルベックスペシャルのお知らせ
10月の練習日 4・11・18日(3回)
10月26日 西部地区公民館の文化祭出演

サンシティー音楽院レッスン
お休みのお知らせ 
■5週目のお休み 9月29(水)〜31日(金)


連載 その6
白石まさ子 心の歌便り  
  (声楽・ピアノ科講師)
 
<声楽勉強の心がけ>

 今月は、声楽の勉強を続けるため、普段心がけていることなどを書こうと思います。
 まずは、声楽は体が楽器なので、まずは風邪を引かないこと。帰宅時は必ずうがいをします。ちょっとした外出でもうがいをします。普段は水で済ませることが多いですが、喉に違和感があるときはうがい薬で喉の奥まで洗い流すようにします。
 そしてアレルギー喘息があり、乾燥も喉によくないので、外出時には飴玉、飲み物は必ず持っていきます。ここまでは普段皆さんがされることと同じだと思います。
そして毎日している、体のストレッチとトレーニング。まるで運動選手のようですが実は声楽は文科系ではなく体育会系なのです。私のお稽古を受けられた方はみなさんそのことに納得されます。
 で、何が体育会系か?と一言で言いますと、おへその下の筋肉から足の裏まで下半身すべての筋肉を使って声を出すからです。
 息継ぎ、強弱、フレージング、リズム、歌詞の感情まですべて下半身でコントロールをします。こうすることで喉の負担が少なくなり、年齢に関係なく長く歌うことが出来ます。
 ただ、年齢とともに、悲しいかな筋肉は衰えてきます。これは仕方がありません。皆さんが直面する現実です。私はそのトレーニングとして普段から歩くことを心がけています。バス停を一駅歩く、駅では階段を使う、座るときは背もたれにもたれかからない、背筋をまっすぐに座るなど、色々あります。
 一時ジムに通ったこともありましたが長続きしませんでした。やはり普段の生活で心かけるのが一番いいみたいですね。そして入浴後のストレッチ、テレビを見ながら足の指先から揉み解し、足、腰、腕、背中、首と伸ばしてから床につきます。毎日の日課なのでこのストレッチをしないと寝付けません。
 以上、私が普段心かけていることです。
来月は、本題「呼吸法」について書こうと思っています。

++++++++++++++++++++                                  ルベック30周年記念演奏会 11月30日
魅惑のギターステージのすべて bX
記念演奏会にご出演の皆様をご紹介します。

<ゲスト>
白石まさ子(ソプラノ)
 この新聞に、好評連載中の「白石まさ子 心の歌便り」の執筆者です。声楽家としてご活躍しています。
 ハーモニアス別府の歌声サークル「野ばら」を指導育成し、30名を越える大所帯にしました。またサンシティー音楽院では、好評の「ほのぼの歌声サークル」の指導を始め、声楽、ピアノの個人レッスンにも情熱的に取り組んでいます。
 また、毎月行なっています鶴見病院のさわやかコンサートのレギュラー演奏者として、毎月、患者さんや地域の皆さんに歌を披露していただいております。
 今回の記念演奏会では、ルベックムーンの演奏する、ギター合奏「歓びの歌変奏曲」の中で、ベートーベンの「歓喜の歌」をソロで歌ってくれます。大ホールでの歌声をどうぞお楽しみに。

石井暁子(フルート)
 東京都出身のフルーティストです。夫君のギターとコンビを組み、色々な演奏活動を行っています。また、フルートアンサンブル「エスポワール」の代表として、ハッピーコンサートに参加するなどの活動や、鶴見病院でのさわやかコンサートにもレギュラーメンバーとして出演し、フルートの素敵な音色を聞かせてくれています。
 今回の演奏会では、ルベックスペシャルの演奏します、「大地の歌」に参加します。この曲は、ルベックスペシャルの指揮者、高野一男さんが、この演奏会のために、ギター合奏にフルートパートを加えて作曲した、オリジナルの新作です。
 ギター合奏とフルートの絶妙な絡み合いをどうぞお楽しみ下さい。

「乾杯の歌」創作ダンスチーム
菅田敬子さん、藤澤和子さん、宇都宮福巳さんの3名による、「乾杯の歌」に合わせたダンスです。
演奏ばかりが続く中に、彩(いろどり)と動きを入れて舞台を飾ってくれます。
 フォークダンスの指導者でもある菅田敬子さんが、ルベックひまわりの演奏する、歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」に、新たな創作ダンスを考案してくれました。
 11月9日に行なわれます、ひまわりの「なごやかコンサート」で、初披露の予定です。

ギター合奏が引き立つ、創作ダンスを、どうぞお楽しみにしてください。

<出演合奏団>
ルベックジュニア
 サンシティー音楽院でギターを学ぶ、小学生、中学生、高校生、大学生をこの記念コンサートのために編成し、約10名のギター合奏団を作りました。
 今回のコンサートでは、かなり難易度の高い楽譜の「コンドルは飛んでいく」を演奏します。若々しい、ギター演奏の息吹をお楽しみに。

ルベック光の子
光の園の学生と職員で作る合奏団です。ギター連盟の定演、ハッピーコンサート、そして園内でのいろんな催しにもギター演奏で参加して存在感を示しています。
今回、ルベック定演には初出演ですが、「日曜はだめよ」を息のあったチームワークのよさで演奏してくれます。

ルベックムーン
 佐藤至徳さんを代表にして、ギター合奏を楽しんでいます。平均年齢約70歳ほどですが、老人施設や病院などでのボランティア演奏も頻繁に元気に行なっています。
 定年後に何か趣味をと思っておられる方は、是非じっくりお聴き下さい。きっと、この年齢でこれだけのことが出来るんだと、夢と勇気をもらえることと思います。
 最近、入院したり、指の怪我をしたりする方も出て心配しましたが、ギターにかける意気込みがあるからでしょうか、皆さん無事回復し、メンバーに復帰しています。
 とに角、体で覚えこむのが信条で、練習熱心なのには定評があります。今回は、難曲「第3の男」や、ベートーベンの第九で有名な「歓びの歌変奏曲」に取り組みました。その練習の成果をどうぞお聴き下さい。

ルベックひまわり
 高橋幸子さんを代表にして活動している、女性だけ9名のギター合奏団です。いつも女性らしいセンスの華やかな衣装で、ギター合奏を披露してくれています。
子育て、孫育て、それに家の仕事などもあり、忙しい方も多いのですが、ギター合奏の喜びを見つけて、熱心に参加しています。
 市の社会教育フェスティバルへの参加、敬老会での演奏、ラジオ出演などをこなすかたわら、親睦を深める、楽しいお食事会なども開いています。
毎年行なっている、ひまわり独自の「なごやかコンサート」も、今年で6回目を迎えました.
■11月9日(日)午後2時開演 <無料>
会場はいつものあすなろ館です。
 今回のプログラムの特色は、ギター2重奏による映画音楽特集です。星に願いを、エデンの東、太陽がいっぱい、ゴッドファーザー愛のテーマなど、10曲を演奏します。心に沁みる映画音楽のメロディーをどうぞお楽しみ下さい。
 独自のコンサートを開くのはいろいろ別の負担もたくさんあり、完成へのエネルギーもたくさん要ることです。どうぞ皆さん、その努力の成果を応援してあげてください。
 今回の30周年記念コンサートでは、となりのトトロ、乾杯の歌、いい日旅立ちの3曲を演奏します。となりのトトロは、リズムののりが難しい曲でしたが、本番までには何とかなりそうです。

*ルベックスペシャルの紹介は11月号に掲載。
 

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