サンシティー音楽院 音楽だより♪275 

エスプレシボ  5月号2006年 5月1日発行・ 

(本紙へのご感想、ご意見をメールでいただけると嬉しいです)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇子規を訪ねて 竹内幸一

 今日は53日です。4月末に春の音楽祭があり、5月の2日に九重でコンサートもひとつありましたので、ここまで新聞づくりが遅れました。この祭日一日を、新聞作成で頑張りたいと思います。

 さて今月は、3月の終わりに松山へちょっと行ってきましたので、そのことを書いてみたいと思います。松山というと、近代文学史上に燦然と輝く俳人「正岡子規」、そしてそれに続いた「高浜虚子」、「河東璧梧桐」を育んだ町として有名で、俳句をかじるものは、一度は訪れておきたいところです。私も、長年の念願がようやく、この春かないましたので、ここにご報告したいと思います。

 車で行きましたので、往復はフェリーに乗りました。実は、この齢にして初めて車を船に載せました。何も分からないので、どんな風に乗るんだろうと、遊びがてら事前に港まで見学に行ったほどです。つい最近、サイドブレーキをかけていなかったトラックが、停船したフェリーから滑り落ちている新聞記事を見ましたが、フェリー乗船を体験していましたので、その光景がよく想像できました。何事も体験ですね。


ちょっと横道にそれました。三崎からのメロディーライン、夕やけこやけラインの、すがすがしい菜の花や春の美しい海の様子、また途中で食べたじゃこ天のことなど、いろいろ書きたいのですが、切りがなく横道にそれますので先を急ぎます。

到着して、一番先に訪れたのは、写真の子規堂でした。ここは、子規が17才まで過ごした住居を復元したものです。子規が愛用した、勉強机、直筆の書、また絵など、いろんなものが展示されていました。茄子の絵があり、その色に感心していたら、丁度説明してくれる人がいました。何でも、茄子をすりつぶして、それを絵の具にしてこの色を出したのだとか。そのデッサンといい、本物に忠実な色を求めた描きかたといい、ものを見る(凝視する)という、俳句の原点のようなものを見た思いがしました。


子規像と並んで濡るる春時雨

 17歳のとき東京へ出て行く、旅立ちの子規像が入り口にありました。それに少しでもあやかれたらと、丁度雨が降ってきましたが一緒に写真を撮りました。子規と一緒なら、雨も嬉しい一時でした。

 そこには、亡くなるまで敷いていた、敷布団の布生地の一部とかも展示されていました。「病床六尺」などの凄絶な闘病をした、東京根岸の子規庵にも、いつかは行きたいものです。

翌日半日ほどかけて、松山市立子規記念博物館もじっくり見ました。確かにいろんな業績や背景などがよく分かる場所でしたが、そこはいわゆる学習の場所でした。私にとっては、「ああこの部屋で、この机で子規が筆をとったのか」と想像させる、古い粗末な子規堂が、今も鮮明です。

俳句の聖地を訪れましたので、私も恥ずかしながら、少し句を作りました。それを挿入しながら、旅の行程を簡単にたどりたいと思います。 

子規の髪葬る墓へ落椿   正岡家累代墓に春時雨

子規庵には、子規の毛髪を納めている墓(本当の墓は東京にある)や、正岡家累代の墓がすぐ隣にありましたので、丁重にお参りをしました。

時雨るるや一草庵に桃一輪 一草庵は、種田山頭火が没するまでの1年間を過ごしたところです。冷たい雨が降る中で、桃が一輪やさしく咲いていました。

落椿またいで廻る一草庵 庵の周りを歩くと、椿の花がたくさん散っていました。子規堂も一草庵も椿待つ 子規堂も椿が満開でした。松山は椿の多いところだなという印象を持ちました。

 城山や茶店の軒に花の枝  花冷えや飴湯の停むる城の坂

せっかくだからと、ロープーウエイで松山城に上りました。松山はこのお城を中心にすべての町が広がっているようでした。投句箱がありましたの、茶店での句を投稿して帰りました。

石段の手すり冷たき愚陀仏庵 ここは夏目漱石が松山中学校にいたころ、親友である正岡子規と同居した庵を復元したものです。坊ちゃん電車、マドンナバスなど、漱石もこの松山の大きな観光の売り物になっていました。漱石は、小説の文豪としてたたえられていますが、俳句もたくさん残しています。子規との交友の深さがうかがわれます。漱石というペンネームも、もともと子規が使っていたものを譲ったのだそうです。

 見詰め合ふ秋山兄弟花の下 司馬遼太郎の長編小説「坂の上の雲」に登場する秋山好古(よしふる)、真之(さねゆき)の生誕地に、当時の家が復元されていました。41日から有料オープンという直前に訪れましたので、無料で入れました。何しろ出来たばかりのぴかぴかの建物で、歴史の匂いがしてきませんでした。しかし、庭の桜が丁度美しく広がり、見ごたえがありました。何年後かにこの「坂の上の雲」がNHKの大河ドラマになるとかで、そうなればまた、ここは大変な人出になることでしょう。

 四国松山からお送りします・・・という決まり文句の「俳句王国」が、これで少し身近になりました。たっぷり楽しみましたので、帰りのフェリーでは、同行家族ともども、ぐっすり夜11時まで眠りました。●関連ページ

 <行事予定>

■第50回エチュード・ファミリー・クラブ記念例会 

5月14日(日曜夜7時)今回は、50回の到達を記念して、喫茶ピアノでのコンサートです。聞くだけの方も歓迎します。応援してください。

■ほのぼの歌声サークル

  5月10日・24 水曜日午後2時から。

■第180回 さわやかコンサート

26日()鶴見病院 6時40分

■第12回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」

  5月17日(水)午前10時半〜

■木蔭のリストランテAdagioコンサート

  521()15時半〜竹内竜次&石井暁子

■オペラ鑑賞 ワーグナー楽劇「ヴァルキューレ」A

  5月31日()午後1時半〜 <500>

■生誕250年「モーツアルトの魅力を味わう」 T

  528()730分〜

■杵築・永嶋邸「ばらコンサート」52811

■フルート&ピアノデュオリサイタル

  625()午後3時開演 田ノ浦ビーチレストハウス 1,000(ワンドリンク付) 石井暁子・竹内宏子出演 どうぞ応援をお願いします!

■ギター連盟第29回定期演奏会 7214

  西部地区公民館 無料

■サンシティー音楽院講師演奏会 7914

  シャンテドール 1,000

■九ギ協佐賀フェスティバル 716日(日)

  ルベックスペシャル出演

●ルベックスペシャルのお知らせ

5月6・13・27の3回練習です。夜7時西部

 ★5月20日の練習は市長選のため公民館が使えずお休みです。

 

サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ

音楽祭あとのお休み 56()まで

5週目のお休み 29(月)〜31(水)

リレー随筆 135 
我家の春   ギター科 木村恵美子

 桜前線は北へと移動し、これから散る花の姿に風情を感じて楽しみたいと思っていましたのに、春の天候は不安定なもの、このところの雨や風で無情にも花は散り、すっかり葉桜になってしまいました。桜の美しい季節はすぐに過ぎ去ってしまいますね。
 3月から4月へとカレンダーを変える頃から、外は墨絵を見るような冬の景色から一変しました。
春の訪れに、山の木々の葉が淡い緑色に移り変わり、鳥が鳴き、虫が這い出し、家々の庭で色とりどりの花が競って咲き、みごとに春の色に包まれています。
以前は、建て込む家とビルの間で暮らしながら、人々の服装の変化に季節を感じていたような気がするのですが、
今は、自然の様から四季を感じて暮らす日々になり、草花の小さい変化が愛おしくて言い知れぬ感動を覚えたりすることがあります。
 四季の中でも桜色の春は美しく、元気を運んでくれるようでウキウキした気分にさせてくれます。ましてや、今年の春は、我が家にとっては格別の春なのです。というのは、1人暮らしをしている長男が5月に結婚することが決まったのです。
 結婚の報告に、父親は「同胞を得たり」とばかりの喜びようですが、私はうれしくもあり、半分寂しさも感じてしまいます。
 母親にとって子供は、いざというときは命の身代わりも出来る程にかけがえの無い大切な人、代わるもののない宝物です。
 決して親バカではなく、平均的な親だと思っているのですが、このところの私は、宝物を突然奪い去られてしまうような喪失感を消し去ることが出来ない心境にある気がするのです。
 平均寿命80年となった現代ですが、振り返ってみますと、息子と一緒に暮らした年月は大学入学までのわずか18年間でした。
 「もっと、あれもこれもしてあげればよかった」とか、「もっと話を聞いてあげればよかった」とか、子供のリズムに合わせて過ごす時間の足りなかったことを悔いたり、詫びたりの繰り返しです。
 怪我をしたり、病気をしたり、色々な出来事を重ねた年月でしたが、中でも、阪神淡路大震災の時のことは今も鮮烈に思い出します。
 朝のニュースを見て、大学生で神戸に居た息子に何度電話をしてみても連絡がつかず、不安が心いっぱいにあふれて身体が震えて止まらなかったことを思い出します。
地震から8時間経ってやっと連絡が取れたときは、「よく生きていてくれた!」と、ただただ安堵の気持ちでいっぱいでした。
 親戚に次々に電話をして無事を伝えたことを思い出します。
 18年間の息子との思い出は、この先どれほど時間が過ぎても色あせることはありません。
 結婚の報告を聞いたときから、意味の無い寂しさが勝手に度々こみ上げてくるのですが、息子のこれからの人生は、伴侶となる女性に託して「よろしく頼みます」とバトンタッチしたいと思います。
 「若い二人に幸多かれ」と祈る日々です。結婚式では2人の門出を心から祝福したいと思っています。 
 ところで、実は、その息子が 「山アまさよし」にはまった時期があり、習ったことのないギターを片手に半月ほどで曲らしく弾けるようになっていたのです。                                        
 それを見て、私もやってみるかなと思ったのがギターを習い始める切っ掛けでした。
 ところが、私は息子のようにはいかず、1歩進んで1歩後退の現状に喘いでいます。
 「継続は力なり」と言われますが、例外があるでしょうから悲観的になってしまうのですが、まずは、マイペースで続けてみたいと思っています。
 教え甲斐の無い生徒かも知れませんが、気長にどうぞよろしくお願い致します。

  ドイツ徒然草<4>  竹内宏子   
 ドイツで色々な所をぶらぶらしました。今回は最も心に残った所、ベルリンについて。
ベルリンは、壁で取り囲み東ベルリンを孤立させた過去を持つ、現在のドイツの首都。壁は壊されていますが、大通りには、まるで観光用のように一部が残され、見て触れることができます。壁のあった所には道路に印があるので、私は印に沿ってずっと歩いてみました。壁の頃は通れなかったブランデンブルク門、ポツダム広場を通ると、壁跡は大通りから住宅街へ入って行きます。その途端、始めは「これが壁かぁ」程度に思っていたのが、何かぞっとする感覚を覚えました。それはもう観光用の壁でなく、そこに生きている壁でした。今は自由に東西に人が行き来でき、壁はまるで装飾のように見えますが、そこで生活する人にとって、壁は暗く深い歴史の傷跡なのでした。東西統一で今はすっかり平和だと思っていた私は、住宅街で今なお東西の貧富が見て取れることにショックを受けました。ベルリンは東西の経済格差が深刻な問題で、治安も悪いらしく、実際現地の人が乗る地下鉄は、怖くてすぐ降りてしまった位です。そこに住む人は、必死に生きていました。観光気分でいると恥ずかしい程です。でも怖いだけでなく芸術豊かな場所も沢山ありました。A教室の絵はかのベルリンフィルハーモニーホール!壁が作られた2年後に完成。その後半世紀が過ぎましたが、その内の30年間このホールを見ることすら出来なかった人がいたのも悲しい事実ですね。ベルリンの多くの場所は工事中で、10年後20年後ベルリンは変わっているだろうと思います。歴史の渦に翻弄され、それでも前進している、色々なものを包括して動いている大きな町でした。

♪バイオリン科新講師紹介 徳田美和先生

バイオリン科に新しい先生が入りました。お人柄、実力共に大変素晴らしい先生です。バイオリンを通して音楽の喜びを味わいたい方、バイオリンが弾けたらな…と思っている方、沢山の方のご入会を、お待ちしています。

CDレコーディング実況!C 竹内竜次

最近ジァズを聴くようになりました。若い頃は、ジャズと言うとかっこつけた、いけ好かない大人が、ワインを飲みながら聴くもの・・と勝手に決め付けていたのですが()。夜、マイルス・デイヴィスのバラードを聴いていると、深いけれど、静かでひそやかな哀しみのような物がすうっと胸にしみ込んで来て、やっとジャズを聴くことのできる歳になってきたのかな(つまり歳をとったんですね)としみじみ思ったりします。

 さて前回は、レコーディング中の奏者の話でしたが、今回はそれを支えるプロデューサーとエンジニアの話です。奏者がホールの中で孤独な戦いを続ける中、プロデューサーとエンジニアは、楽譜を見ながら、音のミスや音楽の流れをチェックしていきます。または、音楽以外のノイズが、入っていないかも注意しなければなりません。(今回も、救急車のサイレン、工事現場の騒音などで何度か収録が中断しました。)奏者の演奏中は常に、小さなノイズも聴き逃さぬよう大音量でチェックしなければならないので、こちらもそうとうに神経と忍耐を使う仕事です。

こうして時間が経つにつれ、奏者、スタッフ共に、かなりの疲労を抱えながらの作業を強いられるわけです。そんな中、プロデューサーでもあり、今回のCDを企画してくださったフォレストヒルレコーズの森岡社長は、奏者のコンディション(心身ともに)に細心のケアをしてくださいましたし、エンジニアの原口さんもまた心も体も大きく(顔はかなりコワモテですが・・)いつも冗談をいいながら、リラックスさせてくれました。奏者の心理が演奏にすぐに反映してしまう繊細な作業だけに、スタッフルームにいやな緊張感や、いらだった空気が流れることなく、終始、和やかな雰囲気で録音を終えることが出来たことを、スタッフの皆さんには心から感謝しています。

(先日CDジャケット用の写真撮影に行ってきました。な、なんとロケ。自分で言うのもなんなんですけど、かなりかっこいいものになりそうです()完成まであともう少しです。)



   左から2人めよりフォレストヒルの森岡社長、
       ギタリストの大萩さん
       エンジニアの原口さん、小川さん。   

サンシティー音楽院 音楽だより♪276 
エスプレシボ  


暗譜について 竹内幸一
 
 毎年恒例の「春の音楽祭」が、たくさんの方のご参加をいただき、今年も盛大に開催できました。年に一度の試練へ、果敢にチャレンジしていただいた方にお礼を申し上げます。参加するということで、講師からは学べない貴重なものを、きっと体得されたことと思います。

 ところで、その音楽祭の終了後、何人かのギター科の方より暗譜に関することのご質問を受けました。「家では、暗譜で弾けたけど、真っ白になって全然だめでした」「やはり、暗譜しないと駄目なんでしょうか」「楽譜を見るとギターが見えないし、暗譜で弾くと忘れて間違うけど、どちらがいいんですか?」といった内容でした。

 そこで今回は、暗譜に対して私が普段考えていることを書いてみたいと思います。まず前提として、(いろいろなタイプの生徒さんを見ていますので)その方の得意な方でやればいいと思います。不思議なほど早く楽譜を覚える方もいれば、覚えるというのは全く苦手な方も居ります。基本的に趣味の範囲でやっている方は、暗譜しなければならないというような押し付けを私はしません。どちらでもやりやすいほうで、やってほしいと思います。

 私は、演奏には2種類あると思っています。ひとつは、「弁論・演説型」、そしてもうひとつは「朗読型」です。「弁論・演説型」とは、極めて簡単に言えば演奏家タイプということです。声を張り上げたり、笑わせたり泣かせたり、身振り手振りで聴衆を引き付けなければなりません。こういう専門家を目指す方、またそれに近いところを夢見ている方は、当然暗譜をする必要があると思います。

 しかしそのためには、その裏づけとなるいろいろな条件があります。楽譜を見て歌える。音のリズムやメロディーが楽譜を見ていて頭の中で流れる(ソルフェージュ)、楽譜の和音などの音がきちんと聴き取れる(聴音)、和声法や対位法などの音楽理論を学び楽曲分析ができる、覚えている楽譜を、五線譜にきちんと書くことが出来る。(恥ずかしながら、私自身、そのどの条件も実は出来ていません。私のところに来てくれている方には申し訳ないのですが)・・・ともかく、およそ、そのような裏づけの上できちんとした暗譜が出来るのだと思います。演奏家を目指すご希望のある方は、そういう学習と平行してギターを学んで下さい。たとえば、ほんの基本的なことですが、暗譜して弾いている方に、その曲の拍子は?と聞くと、答えられない人がいます。それが必要ないということは、3拍子は3拍子の弾き方、4拍子は4拍子の弾き方をしていないということで、暗譜をするという基本にかかわる問題なのです。拍子感が必要になる学習があって始めて、音符の物語がきちんと理解でき、完全な暗譜へつながるのです。

 囲碁の試合が終わり、全部を崩したあと、棋士は簡単に、その試合の白黒を並べて再現出来ます。勝負の流れにひとつの物語があり、それに沿えば、次の石がどう来たかが分かるのです。囲碁のさまざまな定石や戦法の裏づけは、先に書きました音楽のいろいろな学習と同じだと思います。

 囲碁を全く知らない人が、あの膨大な手数の白黒の順番を覚えようとすれば、大変な努力が要ります。超絶的な暗記力で覚えられないことはないでしょうが、何かの拍子にすぐ忘れます。同じように、何度も何度も弾いて、指でようやく楽譜を覚えた場合、舞台に立つという緊張などちょっとした事から、真っ白になりやすいと思います。それは、音符の流れの中にきちんとした物語がないからです。次にこの音が出るという楽譜をしゃべる必然性の言葉が身についていないからです。しかし、それをこれから学習しようとするということは、特に中高年の方の場合至難の技だと思います。ですから、アマチュアの皆さんの場合、無理に楽譜から離れて苦労することを、私はお奨めしていません。暗譜でうまくいけば儲けもの、うまくいかなくても、それは当然の限界だと認識してもらえたらと思っています。

 次に「朗読型」とはどんなものか書いてみましょう。小学校に入学するとまず字を覚えて、それで読める言葉を大きな声で読んでいきます。「さくらがさいた」とか、みんなで声をそろえて朗読します。たぶん私のレッスンのほとんどは、ここらあたりのことだろうと思います。しかし、文字を声に換えるという事もですが、音符を楽器の音に換えるという事も、何も知らない人から見れば、とても凄いことです。出来なかったことが、少しずつ出来ていくということは、素晴らしいことだと思います。

 森繁久弥さんとかの俳優が、気持ちを入れて表情豊かに朗読をしています。そこには、文字を単に読む以上の何かがあります。私たちも、楽譜が少し読めるようになったあとは、そこを目指したいものです。最初はあまり意味も分からず、いわゆる棒読み状態です。しかし、音符の流れの中にお話を感じ、喜びや悲しみを読み取れるようになると、楽器を弾く喜びがまたいちだんと大きく膨らみます。音符を音にして読んで、楽しい時間が過ごせます。

 しかし、小説が読めるようになるには、カタカナやたくさんの漢字を覚える必要があります。また人の世のいろんな出来事を知ったり体験したりすることも必要です。同じように、だんだん長い楽譜を読みこなすようになるには、そのルールや、お手本になる歌い方をたくさん聴くとかの体験も大事になってきます。周りの人のおしゃべりや、テレビラジオから言葉を覚えるように、たくさん音楽を聴いて、音楽の言葉も自然に体に浸み込むように覚えてください。

 そして、よい朗読は、いずれきちんとした暗譜にもつながります。また逆に暗譜の練習は、よい朗読にもつながります。どちらでもやりやすいほうで、少しづつ音楽の楽しさを、ご一緒に学んでいきましょう。

<行事予定>
■オペラ鑑賞 ワーグナー楽劇「ジークフリート」@
  6月7日(水)午後1時半〜 <500円>
■第51回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
6月11日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■ほのぼの歌声サークル
  6月14日・28日 水曜日午後2時から。
■第181回 さわやかコンサート
6月23日(金)鶴見病院 6時40分〜
■第13回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」
  6月21日(水)午前10時半〜
■フルート&ピアノ デュオリサイタル
  6月25日(日)午後3時開演 田ノ浦ビーチレストハウス 1,000円(ワンドリンク付) 石井暁子・竹内宏子出演 どうぞ応援をお願いします!
■ギター連盟第29回定期演奏会 7月2日14時
  西部地区公民館 無料
■サンシティー音楽院講師演奏会 7月9日14時
  シャンテドール 1,000円<ピアノ、ギター、フルート、ヴァイオリン、サキソフォーン、声楽・・・と次々にいろんな演奏が登場します。応援をお願いします。
■九ギ協佐賀フェスティバル 7月16日(日)
  ルベックスペシャル出演
●ルベックスペシャルのお知らせ
6月3・10・17・24の4回練習です。
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ
5週目のお休み 29(木)〜30(金)


リレー随筆 136 
ギターと私   ギター科 吉成節子

 私の家には、子供が昔使っていたギターが置かれています。ギターは男性の楽器、年配の女性がギターを弾くなんて考えもしなかった私は、そのギターに見向きもしませんでした。でも、よく考えてみれば、かつて私よりも一回り程年長の友達がギターを習い始め、楽しそうに弾いていたことを思いだし、「ひょっとしたら自分でもできるのでは?」と思うようになりました。もっとも、その友達のギターの音色も、およそ5年ほどで二度と聞くことはなくなりましたが・・・・
 六十の手習い、「老後の趣味は何にしようか?そうだ、ギターでもやってみようか。」思い立ったが吉日、すぐに近くのサークル活動に加わりましたが、だらだらと、適当な気持ちで続けておりました。
 もう少し上達をしたいと思いはじめ、竹内先生に習い始めました。先生に基礎から教わり始めて既に半年、ギターってこんなにも難しいのかということを、初めて知りました。でも、ゆっくりではありますが、一曲一曲とマスターするにつれ、次の曲が楽しみになってきました。少しずつでも上達して、ウン十年前の私の青春の思い出の一ページでもある「禁じられた遊び」がスムーズにきれいに弾けるようになるまで、絶対にがんばるつもりです。(???・・・・)
 今は母親の介護に振り回されて、十分な練習時間がとれませんが、忙しい合間にギターを爪弾いて、一人楽しんでいる今頃です。気分転換という意味でも、ギターを習って良かったと思っています。こんな私ですが、先生、それからギターをともに習っている皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。

CDレコーディング実況!D 竹内竜次

 もうすぐワールドカップですね。フランスで行われた前々回の大会以来サッカーの面白さに、とりつかれてしまった僕としてはサッカーについて誰かと熱く語り合いたいのですが、なぜか、周りに興味のある人間がいないのです。しかし僕のサッカー熱が伝染したせいで、スポーツオンチの奥さんが今ではなぜか、日本代表のボランチとDFの連携の悪さや、FWのふがいなさに憤慨しております。(笑)それはともかく、一流のプレイヤーの見せる、ひらめきや個人技、そして、一流の選手同士の連動した動きを見ていると、一流の音楽家の奏でる音楽と相通ずるものがある気がします。試合中、「芸術的なプレー」という言葉を耳にしますが、どんな世界でも深く追求すればするほど、「美」に通じてゆくのかもしれませんね。
 さて今回のテーマは編集って?です。編集とはCDで実際に使うテイクを収録した中から、選び出す作業と(曲によっては10テイク以上とったものもありました。)どのような音作りをするのかを決定する重要な段階です。料理で言うとレコーディングが食材を育て収穫するまで、編集が味付け調理し、一つの料理として完成させる作業と言えます。ですから、多少素材が悪くても、ドバドバとケチャップとソースで濃い味付けをしてごまかすことも出来るし、また逆に風味も味もない風邪をひいたときに食べるおかゆのようにもなりかねないわけです。(ちなみに今の技術をもってすれば、自宅で録音したものにカーネギーホールで演奏するのと全く同じ残響をつけることも可能なんだそうです。スゴイデス。)
 今回僕がお世話になったフォレストヒルの方針は、素材の味を行かすための最低限の塩コショウで味わう新鮮なサラダといったところでしょうか。残響も最低限でどこを切ってもごまかしなしの竹内竜次です。レコード会社で音作りの違いを比べてみるのも面白いかもしれませんね。(出来上がりまで後1ヶ月くらいかかりそうです。さて、どんなCDになるんでしょう。お楽しみに)

「春の音楽祭」の感想、有難うございました。
大切に読ませていただきました。(竹内宏子)

♪ちょっときんちょうをしたけど がんばりました。(姫野祥吾)
☆今年もとてもステキな発表会でした。特に今年はこども達がそれぞれの役割を自分達なりに一生懸命やっている姿が印象的でした。来年も楽しみにしています。
♪きんちょうしたよ でもがんばったよ
(田中太基)
☆太ちゃんにとって一人で弾くはじめての
はっぴょうかいだったね。かっこよかったよ。 
♪今年は、2曲ひきました。「星に願いを」は少しまちがえたけれど、バイエル22番はスラスラひけたのでうれしいです。来年もがんばります!!!(田中孔貴) 
☆孔貴と一緒に弾けてよい思い出になりました。
♪今日は、はじめてのはっぴょう会だったので少しきんちょうぎみでした。でも前に出るときに、ママが「おちついてひけばまちがえはしないよ。」と言う一言でやるきが出たようなきがしました。うまくひけて、うれしかったです。(阿部結花) 
☆初めての発表会という事もあって親の私たちがハラハラ、ドキドキでした。大勢の人の前であんなに落ち着いて堂々と弾いていた姿にとても成長を感じうれしかったです。妹の世話を文句ひとつ言わずにしっかり出来た事もほほえましかったです。家族でとても良いひと時を過ごせました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
♪きょうはいおりちゃんと てをつないでうたってたのしかったです。(阿部咲帆)
☆咲帆が大変ご迷惑をおかけ致しました。みんなの前で結花と同じように歌をうたい、写真にも参加出来本人は大満足だったようです。咲帆に気をつかって頂き、また咲帆の存在を大事にしてくださり本当に感謝しております。本当にありがとうございました。(さきちゃんがいてくれたお蔭で、みんなも楽しく歌え、楽しく係りのお仕事が出来ました。竹内)
♪わたしは、ピアノをまちがえず、上手にひけて、よかったです。あと、おにのかっこうがわたしだけだったので、すこしはずかしかったです。でも家にかえったらお母さんが「よくがんばったね。見てたよ!」といってくれました。とてもうれしかったです(藤澤百恵)
☆いつになく緊張して“大丈夫かな…”と不安気な様子でしたが 自分なりに上手に弾くことが出来、自信につながったと思います。これからも、楽しく音楽を学んでほしいと思います。(赤鬼の衣装、有難うございました)
♪少しきんちょうしたけど、まちがわずにひけてうれしかったです。(佐藤千祥) 
☆人前で演奏する緊張感、発表会の服や髪型を考える楽しみ、そして今年は、会をお手伝いできる嬉しさまでいただきました。千祥も毎日コツコツ練習してのぞめたので、満足できたようです。ありがとうございました。

<<練習のススメ>>
保護者の皆さんに子ども達の練習についてお願いをいたします。子ども達の場合、毎週教室に通うだけでは上達しません。毎日の家での練習は、とても大切です。でも、漠然と練習は大切・・・と分かっていても、なかなか毎日の習慣には結びつきません。毎日の練習がコツコツできている子どもを見ていると必ず、保護者の方の毎日の支えがあります。練習を毎日の習慣にするために、次のことを心に留めて頂けると嬉しいです。
@一日の中で、練習をする時を決めましょう
いつかしようではなく、お風呂に入る前、ご飯を食べる前等、無理のない時を話し合って決めましょう。習慣になりやすいですよ。
A短時間でも、毎日必ずしましょう
始めた時は練習のことを言っていたけど段々無関心になったり、今日はしなくていいという例外を作ったりすると、習慣にはなりません。根競べのようですが、毎日必ず練習するように励まし、そしていつも練習したことを喜んであげて下さい。子ども達は日々宿題などで忙しいと思いますが、一度弾いても数分です。TVのコマーシャルの間に弾けます!
毎日の練習は、本人の頑張りと、いつも心から喜んでくれるご両親の支え、この2つが揃って初めて出来ます。練習は大変で、結果に全て現れるわけではありませんが、必ず、そして確実に子ども達の心の貯金、心の財産となります。折角習うのですから、毎日数分の積み重ねで、心の財産を増やしましょう!



     

サンシティー音楽院 音楽だより♪277 
エスプレシボ  

改革→改悪 竹内幸一

 梅雨は雨が降るのが当然ですが・・・土砂崩れで列車が埋まったりするような被害が出るのは困りますね。作物に必要なほどに、適度に降ってほしいものです。なかなか、自然の動きはままなりませんが・・・。

 さて今回は少し政治的な堅い話になりますが、どうぞお付き合いください。例のライオン首相が現れて、政治の世界には、「改革」という土砂降りが続いています。何はさておき「改革」と叫べば、喝采を受けるような雰囲気があります。そして、「そうだ、やれやれ」と応援する声もたくさんあったことも確かです。

 これまで、今の政治にはいろんな面で失望感を抱く人がたくさんいました。しかも、それをどうにも変えることが出来ない期間が、長々と続いていました。不信とどうにもならない閉塞感の中で「改革」という言葉は、新鮮でしかも少なからず希望を持たせるものでした。何かが変わるのなら、今のままの閉塞感の中で、沈黙しているよりはましだ、どうにかしてほしい・・・その大衆の声が、「改革」という一筋の蜘蛛の糸のような御旗に群がったのです。

 しかし、最近、いろんな面で、その改革のひずみが出てきています。しかもそのひずみは、淡い望みをかけた一番弱いところをもろに突き刺しています。

 「かいかく」・・・と「かいあく」は、ほんの一字違いですが、改革すれば必ずしもいい方向に向かうのではないということが、最近いろんな面でわかってきました。改革して良かったこともあるでしょうが、変わるということが、むしろ恐ろしい現実につながることも垣間見えるようになりました。「なんとかしてほしい。この現実の無力感はどうにかならないのか」という強い願いが逆手にとられて、より悪い現実を押し付ける改革がすすめられています。

 紙面に限りがありますので、1例だけその具体的な例を挙げて見ましょう。この4月から「障害者自立支援法」が実施されました。時折新聞にその問題点が出ていますので、ご存知の方も多いことと思います。

 先日、共同作業所「優ゆう」を支える市民の会の2周年記念の集いで、少しギターを弾かせていただきました。やさしい志を持つ方がたくさん集まり、支援の気持ちを寄せていました。しかし、その善意を帳消しにするような悪法が、障害者を締め付けています。障害者ばかりでなく、施設自体も悲鳴をあげているようです。優ゆうの代表の方が、「この法律に反対するために、東京まで座り込みに行ったんですよ」と話していましたが、その願いも届かなかったようです。

 自立支援という言葉には、何となくやさしも感じられます。知的、身体、精神障害者の皆さんの、生きていく環境を応援してくれるような響きもあります。

 しかし、現実的な言葉で言えば、この法律は、「障害者自己責任法」なのです。障害者の方へ「いままで通り、共同作業所などが、ただで使えると思うなよ」という宣言の法律なのです。いろんな施設を使うなら応分の負担(1割)をしろ、給食費や光熱費など自分で使う分は、自己責任で負担しろ・・・というのです。その支払いが、3万円にもなるケースがたくさん出て、「障害者支援自立法が出来て以来生活はぐちゃぐちゃ」という悲鳴が全国に満ちています。

 またその負担は、障害者の方へばかりでなく、施設へも、運営費の単価の切り下げ、県や市の補助金の減額や廃止などにもつながっています。通所者の負担は増え、施設の収入は減っているのです。施設では、やむなく、パート職員の時給を引き下げたり、常勤職員の一時金を減らしたりしています。

 働いている私達でも、3万円という金額は、簡単には作れません。ましてや、障害者の方々にとっては、恐るべき金額でしょう。もちろん障害者本人にはその支払いは無理でしょうから、その負担は老いた親とか親族にかかってきます。そして、その支払いが出来ないからという理由で、施設へ行かず、家にこもってしまうケースも多くなっているそうです。

 これが自立支援でしょうか?いままでなんとか作業所に通い、いわば自立して親を安心させていた現実を、壊してしまう法律になっています。

 共同作業所とかで、専門的な介護や指導者の下で、軽作業やリハビリなどをしながら人と触れ合うことは、命ある人間としての、当然のかけがえのない喜びです。いろんな福祉施設に通うことを、障害者の方々は、どれだけ楽しみにしているか分かりません。それは、生きていく人生そのものなのですから。そしてまた、その喜びは、子供を見守っている親や家族の喜びでもあります。

 障害があることで、いわば座敷労に閉じ込め、悶々と日を送らせることなど、いまの世にあってはならないことです。それこそ人権の問題です。しかし、これまで無料だった利用料が、経費節減の効率化の名のもとの改革で、改悪されてしまったのです。現実を何とかしてほしいという願いに、そんな答えを突きつけたのです。

 何とかこの閉塞感を破ってほしいという願いは、改革という磁石に吸い寄せられました。しかし、よくよく考えれば、変わることで、より悪くなることも起こりうる訳なのです。変わるのなら何でも賛成というわけには行きませんね。

 例えば、教育基本法とか、憲法とかも変えようという策動が広がっています。しかし、これからは「改革」という言葉だけに惑わされて、より辛く厳しい現実を招くことにつながらないように、したいものです。私たちにとって、そのまま守ったほうがいいものも、きっとあるはずです。

 <行事予定>

■オペラ鑑賞 ワーグナー楽劇「ジークフリート」A
  7月5日(水)午後1時半〜 <500円>


■第52回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
7月9日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■ほのぼの歌声サークル
  7月12日・26日 水曜日午後2時から。
■第182回 さわやかコンサート
7月28日(金)鶴見病院 6時40分〜
■第14回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」
  7月19日(水)午前10時半〜
■ギター連盟第29回定期演奏会 7月2日14時
  西部地区公民館 無料
■     サンシティー音楽院
      講師演奏会
 7月9日(日)14時開演(13時30分開場)
  シャンテドール 1,000円<ピアノ、ギター、フルート、ヴァイオリン、声楽・・・と次々にいろんな演奏が登場します。応援をお願いします。
 *チラシに掲載していましたが、サキソフォンの演奏は、演奏者の都合により今回は不参加になりました。お詫び致します。
■九ギ協佐賀フェスティバル 7月16日(日)
  ルベックスペシャル出演
■ハーモニアス別府 ほのぼのふれあい講座
  第1回特別イベント 遠藤真理サロンコンサート
  8月24日(木)午後2時〜 1,000円
  メデイカルイメージングセンター(OHC・上人病院内)・・・チェロの魅力をお楽しみください。
●ルベックスペシャルのお知らせ
7月1・8・15・22・29の5回練習です。
 *7月2日→連盟定演
 *7月16日→佐賀ギターフェスティバル
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ
5週目のお休み 29(土)〜31(月)


リレー随筆 137 
ピュアな気持ちでこれからの
人生を過ごしたい。                         時 田 好 弘 
 そう思って豊後の海を望む高台にログハウスを建てた。都会を離れ海の光に一日の時間の経過を知り、里山の色に四季の移ろいを感じる。もう名刺もネクタイも腕時計もいらない。ゆったりと日々が流れていく。
 退職して関西から杵築に移り住んだのは四年前。きっかけは出張中の新幹線で目にした「田舎暮らしの本」だった。平成10年の夏夫婦で九州を旅した折りに立ち寄ってみた杵築市梶ヶ浜、穏やかな入り江が広がり、時折沖合いを小さな漁船が行き交う、彼方には四国の佐田岬も見え、朝が水平線から昇ってくる。ここに住みたいと強く思った、妻も賛成してくれた。
 それまで定年後の人生を考え無かった訳ではないが、その中身は男のロマンだとか、少年のように夢や冒険心を持ち続けたいなどと、他人に話したら笑われそうな、たわいのない漠然としたものに過ぎなかった。ましてもゆかりも無い九州大分に移り住もうなどとは思ってもいなかった。
 だがこれもまた縁と言うものなのだろうか。計画は一気に進み夢は現実のものとなった。それからの四年ログハウスに住み、天候に逆らわず、冬は薪割り、夏は敷地の草むしり。時々は愛車ハーレーに跨って「やまなみハイウエー」を走破する。
 国東の霊場巡りも始めた。ボランティアの仲間にも加わった。何もかも自分で決めてやっているだけに、汗しても苦にならない。だからこそピュア(純粋)な気持ちでいられるのかも知れない。
 私は今 熱い思いをギターに注いでいる。竹内先生のご指導を受けている。ギターと向き合うのは35年振りのこと、レッスンを始めて1年が過ぎた。今年二月からは合奏グループ(ルベック スペシヤル) にも入れてもらった。大変だが楽しい。私には若い頃途中で投げ出してしまった曲がある。その中でどうしても弾きたい曲が4曲ある。「まるで年老いた雄のコーロギみたい」なんて女房にからかわれているが、懸命にチャレンジしている。何としても仕上げたい。何年か過ぎて「お翁いちゃんの18番だぞ、おはこだぞ」そう言って孫に聞かせてあげたいものだ。たわいないことだが大真面目でそう思っている。
 今日もまた窓越しに海を眺めながら、メトロノームに合わせギターを始めた。トレモロが上手く弾けない。・・・・ ・・・・


☆佐藤千祥ちゃん合格おめでとう☆
5月28日に行われましたカワイピアノ演奏グレード13級に佐藤千祥ちゃんが合格しました!おめでとう、がんばったね。
毎日コツコツ積み重ねたことが、こうして結果となって現れました。そのことで、千祥ちゃんの心に、またひとつ、大きな宝物が増えたと思います。


夏休み!
目標に向かってレッツ トライ!!企画
 もうすぐ夏休みを迎えますね。きっと楽しいことがいっぱい待っているでしょう。そして、いつもよりはきっと、時間のゆとりがあると思います。 
そこで、夏休みの時間を大切に使うために、自分で目標を設定して、頑張ってみましょう。いつもなら出来ない憧れの曲に挑戦したり、今の教本を進ませたり・・・。
例えば、「○○を弾けるようになる!」
   「バイエルの○番まですすむ!」など
私が宿題を出すのではなく、それぞれ自分の目標を、自分で設定してもらいたいと思います。(レッスン時に、目標カードを配ります)この目標を達成できるように、私も夏休みの間、全力で応援します。おうちの方も、どうぞ一緒に応援して下さい。目標に向かって頑張る楽しさと、達成できた充実感を、子どもたちがこの夏、経験できたらいいな!と思っています。

 ドイツ徒然草<5>  竹内宏子   
前回はベルリンでしたが、今回はボンについて書きたいと思います。ボンは、ご存知のとおり今はワールドカップのために渡独している日本チームのキャンプ地になっています。(←というのを私は最近知りました。)ボンはドイツで言うとほぼ南北の中央にあります。ライン川が流れているので、ライン川クルーズの船着場があり、近代的な建物も少なく、とてもきれいな町です。ベルリンが首都になる前は、ボンが首都だったそうです。でも今でもこじんまりしていて、落ち着いた町のように感じました。ライン川をボンから少し北へ上ると、すぐ近くにケルンという大きな町がありますが、そこはかなりの繁華街で、こちらの方が首都だったような印象を受けます。
ボンというと、音楽好きな方には「ベートーヴェンの生まれた町!!」で有名でしょう。ボンにはベートーヴェンの生家が残されていて、中に入ることが出来ます。どんな家だったか・・・とても!こじんまりした家です。けっして豪邸ではありません。(A教室にベートーヴェンの生家を絵画風に描かれたものを飾っていますので、ご覧下さいね)さらにベートーヴェンが生まれたといわれているのは、屋根裏部屋で、天井が低く、畳3畳分ぐらい(?)の小さな小さな部屋です。この小さな部屋から、あの大作曲家が生まれ、あの曲が生まれたんだな〜と感激しました。生まれた屋根裏部屋にはベートーヴェンの石膏の銅像だけが置かれて、がらんとしていますが、他の部屋には、ピアノソナタ月光やエリーゼのためになどの直筆楽譜、手紙などが置かれています。また、晩年使用した、たくさんの種類の補聴器もあり、「聴く」ということに対して、ベートーヴェン自身が最後まで諦めず、外聞に捉われないであらゆる手段を試していったことが分かり、とても心を動かされました。
ベートーヴェンはモーツァルトに比べ、取り上げられ方に華やかさが欠ける気がしていましたが、ボンではベートーヴェンを観光用ではなく、とても大切に町の誇りにしていて、またそこにたくさんの人が訪れている様子が、とても嬉しく印象的でした。

CDレコーディング実況!D 竹内竜次
だんだんと暑い季節が、近づいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。「あつい」といえばワールドカップです。試合終了後、サポーター同士が、お互いのチームの健闘をたたえあって、抱擁を交わしているのを見るとすがすがしい気持ちになれます。最近読んだジャズ対文学(小川隆夫、平野啓一郎)という対談集の中で、「人は何かを憎み誰かを嫌うことで互いに結びつくこともできる。しかし、どうせなら、同じ何かを好きだというハッピーな気持ちでつながっていたいものだ」とありました。同感です。しかし、ワールドカップを見るべきか?それとも、練習をするべきか?真剣に悩む今日この頃であります。(笑)
 さて、長い間お待たせして申し訳ありませんでした。CDがようやく完成しそうです。(ただいま最終チェックを終え、後はプレスされるのを待つのみとなりました。)応援して頂いたり支えて頂いた皆さんに、今までの(もちろんこれは途中経過ですが)勉強してきた成果を、目に見える形で発表できることを、本当にうれしく思いますし、感謝しています。
フルトベングラーという偉大な指揮者がこう語っています。「人は芸術作品に没頭しなければならない。そのプロセスは愛と呼ばれ、評価や比較とは対極の行為です。・・・・・・・・それぞれの部分は理性によって把握できますが、全体を理解するには愛が不可欠なのです。」今回このCDのために選んだ曲が、僕は大好きです。もしかしたら馴染みのない曲もあるかもしれませんが、僕の曲に対する愛情が少しでも聴いてくださった皆さんに伝わればいいなと願っています。(ちなみにCDのタイトルはソノリテ。フランス語で音とか響きといった意味です)次回からは選んだ曲に対する想いみたいなものを書いていこうとおもっています。

サンシティー音楽院 音楽だより♪278 
エスプレシボ  
8月号

竹内竜次デビューCD
「ソノリテ」発売!
竹内幸一

 今年は、梅雨が長いですね。熱帯夜で暑いのも大変ですが、それなりに季節が順調に動いてくれないと、温暖化の影響を深刻に考えざるを得なくなります。子や孫に、美しく青い地球を残すには、どうしたらいいのでしょうかね。心配です。

 さて、今月は、親ばかちゃんりんで申し訳ないのですが、わが子の到達したひとつの成果について書かせてください。なにしろ・・20数年の音楽活動の中で、たった一度の、初めてのことですので、どうぞご寛容にお願いします。

 このたび、福岡市にあります「フォレストヒルレコーズ」より、これまで学んだギター音楽の到達点の軌跡として、CD「ソノリテ」を発売していただきました。この様な形を残すことに至りましたご縁に、深く感謝しております。こういうものは、決してひとりでに生まれてくるものではなく、誰かが後押しをしてくれればこそ、日の目を見るものです。チャンスを与えていただいたことを大変ありがたく思っております。CDの曲目を見ると、かなり専門的な曲のような気がします。これは売れることを狙った選曲ではなく、自分のギターへの思いを優先させたことから、この様な形になったのではないかと、私は、思っています。

 CDを演奏家が出すのは、名刺代わりにするためという声を聞きます。私はこういうものですが・・・という名刺に、**株式会社専務とか、**病院院長とかあれば、それなりに、名刺の効果はあります。しかし、音楽家の名刺など、その人の実力を知らなければ、何の信用もなく、悪くすれば胡散臭いと思われるのが関の山です。

 そこで、「このCDを聴いてみて下さい。これが私です」というCDの名刺があれば、聴く人が聞けば、どれほどの音楽家であるかは、すぐにわかります。逆に言えば、どれほど実力がないかも、公言してしまうことになります。さて今回の結果は?

 音大を出て以後、かなりの実力がありながら、ほとんどの人は、演奏会をしたり、CDを出したりすることから遠ざかります。そこには、守りたいプライドに見合うコンサートや、CDを発表することがいかにむつかしいかが示されています。ほんの何パーセントかの人が、自分の実力を世に問うて発表出来るのです。

 そういうことで、とりあえず最初の1枚は、(次が出る保障は何もありませんが)、「これが、自分に出来る最高の音楽です」と、言えるものをめざしたのではないかと思うのです。ですから、ギターになじみのない人にとっては、取り付きにくい曲が並んでいるかもしれませんが、どうぞ、その溢れるギターへの思いを、汲んでやっていただければ幸いです。

 思い起こせば、私が仕事をやめてギターだけの暮らしをするようになったのは、28歳の時でした。月給取りから、無収入の世界へ飛び込みました。丁度そのとき長男が生まれたのです。子供の親としては、先行きのわからないところへ突っ走っていく、無責任な父親でした。

 その位置から、生徒が一人増え、二人増えしているうちに、いつしかここまで来ました。およそ30年、無我夢中で走ってきました。そして、そのスタートの時に「0」才だった息子が、いつも一緒にいてくれました。同じギターを目指してくれることが、私の毎日の大きな支えであり、心棒になりました。その軸があったからこそ、私の中のギターへの情熱が枯れることなく、30年続いたのだと思います。

 音楽を勉強させることも、コンサートを企画することも、息子がいてくれたからこそ、いつも私の情熱を引き出し続けてくれました。大げさに言えば、それは私のかけがえのない生きがいでした。

 敷かれたレールを、当然のように生きていくことへ、いたたまれない葛藤もあったかもしれません。毎日2時間、お休みの日には4時間、ほとんど強制的な練習についてきてくれました。どこかへ出かける時は、その日の分を、毎日の練習に加えました。練習をしないとか、するとかの選択の余地はなかったのです。例外なく毎日練習は続きました。

 今思えば、よくそれだけの権威?が私に有ったものだと、不思議なほどです。(今はもう、何かといえば子ども達にやり込められてばかりいて、濡れ落ち葉オヤジになりつつありますが・・・・笑い)

 そのような長い人生史の中で、今回のCD発売は、息子のひとつの勲章でもあり、私の夢の実現でもあります。もちろん、今の私には息子のギターへの技術や、音楽面で手助けできることはありません。今は、自分の力で、周りの諸先輩方から音楽を学び、自分で完成目標を決めて、練習に励んでいます。その目指したものが、今回のCD「ソノリテ」です。そして、次に、どのような目標を、自主的に設定できるかが、次の成長への課題でもあります。

 何はともあれ、長い間お付き合いをいただいてきた皆様もご一緒に、この喜びを分かち合っていただければ、大変幸せに思います。

 もうかなりの方にお買い上げのご協力をいただきました。ありがとうございました。しかし、数百枚の在庫を個人的にさばくのは、至難の技です。5枚でも10枚でも、周りの方に薦めてみようという取次店をしてくださる方がおられましたら、どうぞご尽力をお願いします。もちろん売れなかったら全部返していただいて構いません。お力をお貸し下さい。

 梅雨が終われば、厳しい暑さの毎日になります。皆さまどうぞお元気で、この夏を乗り越えてください。

 <行事予定>
■オペラ鑑賞 ワーグナー楽劇「ジークフリート」B
  8月2日(水)午後1時半〜 <500円>
■第53回エチュード・ファミリー・クラブ例会 
8月6日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■ほのぼの歌声サークル
  8月9日・23日 水曜日午後2時から。
■第183回 さわやかコンサート
8月25日(金)鶴見病院 6時40分〜
■第15回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」
  8月16日(水)午前10時半〜
■ハーモニアス別府 ふれあい音楽講座
  第1回特別イベント 遠藤真理サロンコンサート
  8月24日(木)午後2時〜 1,000円
  メデイカルイメージングセンター(OHC・上人病院内)・・・チェロの魅力をお楽しみください。
 ご予約は竹内まで!!
■ギター連盟・市長と語る会 9月2日(土)西部・7時
■竹内幸一ギターコンサート <オンパク行事>
 10月21日(土)午後3時開演 サンヨーコーヒー
 1,500円(コーヒー・ケーキつき)
 *海外旅行などはこの日をはずして下さ〜い。
■ハッピーコンサート 10月29日(日)午後2時
  光の園 <出演者募集中>
■第28回魅惑のギターステージ
  12月17日(日)午後2時 中会議室
●ルベックスペシャルのお知らせ
8月は、19・26の2回練習です。
(5・12の土曜日は夏休みです)
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ
お盆休み 8月10日〜16日
5週目のお休み 29(火)〜31(木)


リレー随筆 138 
ピアノとぼく                        
 ひめのしょうご(ピアノ・小2)
  ピアノをならいはじめて、いちばんにおもったことは、ピアノにもしゅくだいがあるということです。しゅくだいがあるとは、しらなかった。
 でも、しゅくだいを、家でいっぱいひいてるぞ。 ドリルはたのしいけど、ひくのはむつかしい。
 ぼくのゆめは、ワールドカップにでることです。

夏休み!
目標に向かってレッツ トライ!!企画
 楽しい夏休みを過ごしているでしょうか。子ども達は、それぞれ目標を決めて、頑張っています。1ヶ月間のお休みの中で、何かに向かって頑張っている時間は、とても尊いものですね。応援どうぞ宜しくお願いいたします。
♪田中太基
 ドリーム3をぜんぶやるよ!!にいちゃんのもてつだうよ。
♪田中孔貴
 バイエルぜんぶおわらせる!!!
♪川辺鴻志郎
 バイエル49ばんにトライする
♪佐藤千祥
リトル・セレナーデ、楽しき農夫      にトライする
♪阿部結花
 アルプス一万尺にトライする
♪平野綾子
カノンがうまくひけるようにがんばる。
♪藤澤百恵
ゴーゴーピアノ2をおわらせて、つぎのもできるようにしたい!!!
♪藤原奈緒
 ショパンの「ノクターン遺作」にトライ

  ドイツ徒然草<7>  竹内宏子   

今回はブレーメン編です。

 ブレーメン・・・というと、思い出すのはグリム童話「ブレーメンの音楽隊」です。年をとった動物たちが、役立たず!と主人に追い出され、音楽隊になるためにブレーメンへ向かいます。ブレーメンへ行く途中、泥棒のいる家を見つけ、4匹で力を合わせて泥棒を追い出し、その家で楽しく暮らした・・・というちょっと変てこなお話です。小さい頃絵本で読んだ覚えがあります。ロバ、犬、ネコ、オンドリ、と4匹が上へ上へ乗って、影を窓に映し、泥棒を驚かす挿絵が、子ども心に印象的でした。この4匹がめざしたのがこのブレーメンの町です。私は今までブレーメンという町が実在していることすら知りませんでした。ドイツに行くとなって、ドイツの地図を眺めていると、「ブレーメン」という地名を発見!もしや?と思って調べてみると、その町ではブレーメンの音楽隊を主な観光名物?にしているということでした。ミーハーな私は、そうと聞けば行かずにはいられません。(なにせ私は、トトロの森にも思わず行ってしまいましたから・・・)何にしろ早速ブレーメンへ。行ってみると、動物のたて並びのモニュメントが・・・ありました!一番下にいるロバの足に触ると幸せになれるとかで、ロバの足は色が変わって妙につやつやしていました。私も一応ナデナデしました。その像以外にも4匹の動物たちは、町の色々な所で見かけました。

 ブレーメンの記憶は、とても寒かった!天候のせいもあると思いますが、私の滞在したフランクフルト付近では半そでのTシャツで、冷えたビールでしたが、ブレーメンに着いた途端、寒くてセーターを着て、フリースの上着。フリースのチャックは、首まで上げて、そしてホットコーヒー・・・。ドイツでフランクフルトは中央、ブレーメンは北に位置します。が、そうは言っても8月なのに!!それほどドイツは南北に長く、そういう部分では日本に似ていますね。ブレーメンは、ブレーメンの音楽隊のかわいらしさに思わずウキウキしてしまいますが、華やかというよりも、一昔前の湯布院、または津和野(シブいな)、そんなイメージでした。

CDレコーディング実況!F 竹内竜次

今回からは、CDで取り上げた曲目について書いていこうと思うのですが、これは、曲目解説という固苦しいものではなく、僕の主観を多分に含んだ曲に対する想い、つまりラブレターみたいなものです…。

 <CD収録番号1〜4>

「アントニア・ホセのソナタ」への恋文

34歳まであと四年。アントニオ・ホセの生涯を知ってから、この年齢を意識せずにはいられません。ライナーノートの中にも書いてあるので詳しい説明は省きますが、ホセは、スペイン内乱のさなか、政治的理由により射殺されます。34歳の若さで…。
 僕がこの曲を弾く時感じるのは、溢れんばかりの情熱というか、その一言では片付けられない大きなエネルギー、そしてどうする事も出来ない深いそして静かな哀しみを越えて、なんとか希望をみつけようとするおごそかな祈り…。これは、全て彼の生きた時代背景が多く影響していると思うのです。

 けれど、同時に彼の感じた、戦下の中での死への恐怖、理不尽な暴力に対する怒りと哀しみ。圧力を感じ自分の信念を曲げなかった強い気持ち。そこに近づこうとすればするほど、今の平和にどっぷりと浸かった僕に突き付けられるのは、本当には、その切迫感を理解できないのだという厳選たる事実です。

 彼がこの曲を書いた31歳という年齢に近づきつつある現在の僕ができるのは、この大好きな作品を本当に理解できないもどかしさ、いらだち、そして哀しみを、逆にこの曲を弾くエネルギーに変えることかもしれません。

・・・って本当にこれじゃラブレターみたいだなぁ(笑)

※皆様へのお願い!!竹内竜次「ソノリテ」好評発売中でありますが、まだまだ売るほどあります(笑)。ぜひぜひ、お友達に、ご近所に…薦めて頂けるとうれしいです。
どうぞよろしくお願い致します。                     竹内竜次

ハーモニアス別府のお知らせ

 ハーモニアス別府は、別府に音楽文化を育てることを願う方の集まりです。サンシティー音楽院は、この運動を全面的に応援しています。(ちなみに、竹内幸一は、この会の事務局長を担当しています)

 音楽院の皆さま、どうぞお仲間になって、活動を側面から支えてください。また、ハーモニアス主催のいろんな行事に参加して、新しい、自分の世界を広げてください。

■入会方法
 音楽院に入会申込書がありますので、ご請求下さい。何枚か教室のテーブルの上にもおいておきます。
 それにご記入いただいて、年間会費千円を添えて、音楽院の講師へお渡し下さい。(学生さんの年間会費は500円です)
 ご入会いただいた方には、年3回ニュースレターをお届けします。それでご案内するいろいろな催しに、興味がある分だけ、時間の許す範囲でご自由にご参加下さい。(入会することで、強制することは何もありません。)

■主な催し
 *ニューイヤーコンサート(年1回)
 *ハッピーコンサート(年1回)
 *歌声サークル「野ばらの会」(月1回)
 *ふれあい音楽講座(月1回)
<内容の詳細については、お問合せ下さい> 

inserted by FC2 system