サンシティー音楽院 音楽だより♪265
エスプレシボ
風の花だより
竹内幸一
空梅雨で、水不足が心配になっていましたが、今日(6.26)は雨になりました。3階の窓から雨に光る屋根や、植物の嬉しそうな姿を見ていると、こうしてパソコンに向かっている私の心も潤ってきます。
さて今回は、私のホームページにある掲示板「風の花だより(略して風花とも呼んでいます)」のご紹介をしましょう。この風花は、長く親しくしている方や、メールだけでのお付き合いの方などが、身の回りのことなど思いついたことを投稿してくれる場です。ひとつの話題に対して、次々に関連する投稿が届くことも良くあります。
いろんなところや、いろんな思いで、風は吹いていますので、そんなお便りを頂くのが私はとても楽しみです。自分では体験できないことを知らせてくれる「風花」の皆さんへのお礼もこめて、今回は、そんな中で印象に残ったことをこの新聞の読者の皆さんにもご紹介したいと思います。
例えば、次のようなお話はいかがでしょうか。
『クロ−バーというと…京都に1,300台余り保有の三つ葉マークのタクシー会社があるそうで、そのうち、ほんの数台ほどの四つ葉マークを走らせたそうです。その四つ葉マークのタクシーを見た人は超ラッキー!!と大喜びするそうで、テレビでも放送されたそうです。先日、その発案者の方とお話するご縁がありまして、何か…こちらまで幸せになれそうな気がしました。』
心豊かなアイデアですね。クローバーの草むらで幸せの四つ葉を探す乙女心が…乾いたコンクリ街の雑踏の中で味わえるのです。干からびた人々の心へ、ひとしずくの慈雨の恵みのようではありませんか。いいお話です。
それから最近、今、教室に飾ってある絵のことでだいぶお知らせを頂きました。
『今朝は春季県美展へ行ってきました。第一会場の入口を入って直ぐ右側の壁に「白い建物のある風景」(周藤康一作<別府市:会員>)の力作が、サンシティー音楽院を画布の真中に据えて杉の井ホテルを望む風景でした。この絵を竹内先生の楽院に飾られたら素敵だろうなと思いました。』
『教室に飾られていたサンシティーの絵、素敵でした。EFCで皆さんの演奏を聴きながら、ずっと絵を拝見していました。』
製作者からの情報が何もなかったので、いったいどんな絵なのだろうと、ワクワクしていました。県美展の最終日に、我が家の女性二人がデジカメを持って大急ぎで偵察に行ってきました。
ギタロン奏者の周藤さんからは時折絵をお借りしますが、前回の広い海の浜辺に、小さな女の子がひとりの絵なども印象深く残っています。今回は、ごくありふれた我が家のビル付近を、まるでパリの街並みのように、素敵な絵にして下さって、とても嬉しくなりました。音楽院の宣伝?にもずい分なったようで、一躍県内で有名になりました。有難うございました。
それから、ごく身近なことでは、次のようなこともありました。
『教室から帰るときに、車をバックさせていたら・・・ん!?無くなってる!!電柱?街灯?なにかありましたよね、たしか。柱っぽいものが・・・スムーズにバックできるではないですか!\(^o^)/そしてまたスムーズに車線に出られました。(*^_^*)今頃気がつくのは遅かったりして・・・』
あれは名前をなんと言うのかわかりませんが、消火栓がここにありますよという矢印のついたポールでした。あれがなくなった後、お喜びの声を実に沢山頂きました。あの細くて見えにくいポールが車の出入りのお邪魔をしていたことがよく分りました。申し訳ありませんでした。
もしかして大切な車に傷がついたりした方が、おられましたら、この場をかりまして深くお詫びを申し上げます。しかし・・というか何というか、あれにどなたかがぶつけてくれたおかげで、撤去という運びになったのです。少し曲がったり、根元がぐらついたりしている現場を見て、お堅い役所も撤去の判断をしてくれたようです。みんな運転がうまくて、立派にポールが存在していたら、今日の幸せはありませんでした。心ある方の何度かの努力?の成果(ここは笑うところではありませんよ)でした。有難うございました。
生活に身近な体験情報もいろいろ豊富です。
『私も「あるある」を見て即買いに行った一人です。スーパーに行ったら角寒天(白)はひとつだけ残っていたのでGETしました。しかし赤い色の寒天はたくさん余っていました。番組の中で白寒天しか使っていなかったからでしょうか?
アツアツのお味噌汁にちぎって入れたら良いと聞き試したら、海藻が入っているようで美味しかったです。』
情報を知って、新鮮だったり、ああ、私と同じ人もいたんだと安心できたりするのも、面白いところですね。
まだまだいろいろ取り上げたい記事もあるのですが、紙面が尽きそうです。インターネットをされている方は、一度掲示板をのぞいてみてください。そしてあなたの感じた素直な花だよりを、風にのせて送り込んでいただければ、大変嬉しいです。7色の風を織りなす『風花』仲間の皆さん、これからもよろしくお願いします。
(掲示板はヤフーの検索で「竹内幸一と行く文学・音楽紀行」を出していただければ出てきます。)
<行事予定>
■第28回ギター連盟定期演奏会
7月3日(日)午後2時開演 無料
西部地区公民館 市内9サークル60名出演
■第40回エチュード・ファミリー・クラブ例会
7月10日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■ほのぼの歌声サークル
7月6日・13日 水曜日午後2時から。
■オペラ鑑賞 歌劇「フィデリオ」(112分)
7月27日(水)午後1時半〜
<500円>
■第170回 さわやかコンサート
7月22日(金)鶴見病院 6時40分〜
■ミュージカル鑑賞会V 「アニー」(127分)
ミュージカルは楽しいぞ!!
7月24日(日)夜7時半〜 <500円>
7月24日(日)午後6時〜 よちよちジュニア <500円>
<オンパク> ギターでくつろぐ秋の夕暮れ
■竹内幸一ギターコンサート
前売り1,500円(ケーキ・コーヒー付き) 50名限り
10月2日(日)午後 4 時 開演
サンヨーコーヒー・カフェプラザ 特設会場
●ルベックスペシャル告知板
7月練習2・9・16・23・30の5回です。
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ
<5週目のお休み>
7月29日(金)〜31日(日)
リレー随筆 123
ギターをはじめて
石垣小4年 森 真成(ギター科)
ぼくがギターをはじめようと思ったのは、テレビでギターをすごくうまく弾いていたので、ぼくもやりたいなと思ったからです。
ぼくははじめてまだあまりたっていないのでかんたんな曲しか弾けないけれど、弾けるようになったのでうれしいです。
合かくしないときもあるけど、合かくして少しずつうまくなっていくのが楽しいです。
発表会では、ぼくはピアノを4年くらいならっているけどギターの発表会のほうがきんちょうしませんでした。
これからどんどんうまくなって、みんなにきかせたいです。
リレー随筆 124
ギターをはじめて
野口小 四年 後藤陽一郎(ギター科)
昔からすきな曲があって、まだ3,4さいだった頃にその曲に合わせて、いろいろ箱とかをたたいていました。
それからおもちゃのギターで遊んで弾いていました。5さいぐらいになるとギターがおもしろくなってきてギターを、小学校3年生よりならうようになりました。
ほんもののギターを初めて弾いたら、指で押さえて次々と弾くのがむずかしくて、いつも変な音がでていて苦労しました。でも先生に教えてもらって少しずつわかってきました。
楽しいことは、キラキラ星の曲でだんだんテンポを上げてすごく速くひいたことです。そんなはやさのキラキラ星は、始めて弾きました。弾き終わったら、そうとう楽しいし、おもしろかったです。
発表会では、次は僕の出番になると、どきどきしてぞーっとしました。発表の時は、そんなに恥ずかしくはなかったけれど、やっぱりドキドキしました。ちょっとまちがえちゃったけれど終わった時にはほっとしました。
ぼくは、ピアノをしているけれどピアノの発表会に出たことがありませんでした。だけれど、ギターの発表会で勇気がでました。ギターの発表会は、おもしろかったです。
これから ぼくは、世界じゅうの人が知っているような自分の曲を作りたいです。
四陸七海レポートC ギター科 村上昭子
〜〜アフリカ後編〜〜
大自然のケニアを出港して、アフリカ大陸最南端のケープタウンに入港しました。私のイメージでは、アフリカ全体=大自然だと思っていたら大間違いで、近代的なビルが立ち並んでいて驚きました。しかし、20分も車を走らせれば自分たちで作った家(バラック)が多くあり、貧富の差を実際の目で見て知りました。治安はとても悪く地元の人でさえ夜の10時以降は出歩かないという状況で、私は自由行動を諦めてアフリカ「南端」喜望峰へ行くツアーへ行きました。夜はアパルトヘイト(人種差別)のイベントに参加して、子供たちとの交流で歌あり、踊りありの楽しい時間を過ごしました。
2日間の航海を経て、アフリカ大陸最後のナミビアへ入港しました。国土の大半は乾燥した荒野と砂漠に覆われていて、鳥取砂丘しか行ったことのなかった私は、どこまでも続くナミブの大地に魅了されました。初めは感動していたけど、2時間以上同じ景色が続き居眠りをしてしまいました。他では見られない珍しい植物もあり、2000年の寿命を持つと言われる、世界でナミブ砂漠だけに生息する植物(ウェルウィッツア)を見ました。表面に出ている茎はわずかだけど地中に長く深い根を伸ばし栄養分を吸っているそうです。日本名は奇想天外と呼ばれているらしいですよ。
アフリカ大陸は、人種差別やエイズ問題や貧困などの問題も山積みな国が多いです。しかし、南アフリカで交流した子供たちの目は輝き、笑顔が満ち溢れていて、きっと明るい未来があることを信じ南米への船旅が始まりました。 つづく
コーラス野ばら
歌の仲間を募集しています♪
ハーモニアス別府の新企画が始まりました!心と体の健康のために、懐かしい童謡・唱歌を歌って、ストレス発散しませんか??何か始めたいけど、時間が・・・お金が・・・そんな方にぴったり。
○
例会日時: 月一回 第3水曜日
10:30〜12:00
○ 場所: 光の園(旧名は白菊寮です)
○
会費: 月謝 500円
年会費 1000円
○ 教材費: 初回のみ 歌集1000円
○
講師: 白石まさ子先生
お知らせとお願い
ピアノ 竹内宏子
今年の夏、8月中旬から9月中旬まで、ドイツ(フランクフルト近郊)へ音楽の勉強に行くことになりました。私自身、勉強して、自分の得たものを、少しでも生徒の皆さんにお返しすることが出来たら、と思っています。この期間、生徒さんや、私が関わらせてもらっている各活動には、大変ご迷惑をおかけすることになると思いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。
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私の師事している先生は、ドイツに20年以上住んで帰国されました。ベートヴェンやバッハ、ブラームスを生んだドイツで生活する中で、得る事が出来るものについて、折に触れ私に話して下さいました。そうしているうち、1年ほど前、先生のご友人でドイツから一時帰国された方にレッスンを受け、こちらで勉強しない?とお誘い下さり、今年夏にお世話になることになりました。その先生のご好意で、先生のお宅にお部屋と、ピアノもお借りできるという恵まれた環境の中で生活をさせて頂けるので、本当に感謝しています。音楽には練習場所・さらにご近所への音の問題が付きものですので、大きな心配ごとが一つなくなったような気分です。
といっても、私が特別なのではなく、海外の(日本ではどうなのか知りません)音楽教師;特に大学で教鞭をとってらっしゃる先生は、勉強している人を自分の家に住ませ、人と人との交流をしながら勉強できる環境を提供する方が結構おられます。ある意味で、とても実益的な面も持っていますが、それ以上に、音楽に対して愛情深く、良い音楽が生まれるなら、自分の出来るアドバイスと、手助けはしようじゃないか!という感じです。そして、このアドバイスが音楽にとどまらず、人生観、哲学まで及び、音楽以外の話も大切にします。教育が技術のためにあるのではなく、その人なりのより良い生き方を探すためにあるということを、そういった先生方から学ぶことが出来ます。
さて、ドイツに行くのは、数年前サンシティー音楽院の仲間と共に1週間ほど旅して以来、2度目です。今回、観光をしている余裕はありませんが(涙)、やはりドイツ語が必要ですので、ある方からドイツ語の先生を紹介して頂き、勉強中・・・勿論まだ話せません。実践あるのみ!ただ、「ONLY
タベモノはOK!」「これで、君は喫茶店に行ける!」と褒められ?ます。全部平等に覚えているつもりなのに、頭は正直だな〜!?
ということで、ご迷惑おかけしますが、皆さんに心から感謝して、元気に行ってまいります!
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レッスンの変更等、詳しくは個人的にお話いたしますが、ここでもご説明させて頂きます。
8月・・・第1週目と第2週
レッスン致します。
8月14日〜9月14日
すみませんが、お休みです
9月・・・第3週目と第4週目
レッスン致します。
♪7月の最後の週(25日〜30日)に夏休み特別レッスン(希望者のみ)で、レッスンを増やすことも考えています。ご希望の方は、仰ってください。
サンシティー音楽院 音楽だより♪266
エスプレシボ 8月号
テロと自然?災害
竹内幸一
梅雨が終わったら、これぞ「夏」というような毎日が続いています。朝から気温が上がってげんなりですが、今日(24日の日曜日)しか、この新聞を作る日がないからと、パソコンに張り付きました。しかし、こういうときに限って、いい案が浮かばないので、また一段と暑さが応えます。
行き当たりばったり?で、どうなるか分りませんが、今回は本日の新聞の1面を眺めながら、何とかこの原稿を仕上げたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
さて今日の新聞の1面の見出しは、「エジプトでテロ」と、「東京足立で震度5強」でした。ほんの偶然の記事と思いますが、何だか象徴的な気がしましたので、このことについて書いて見たいと思います。
テロといえば、最近ではイギリスの地下鉄やバスでも連続して爆破が起こり、大変な被害が出ました。それがエジプトでも起こり、観光客や一般市民の犠牲に、遠いこの日本でも恐怖を感じました。テロというと、アメリカの高層ビルに飛行機が突っ込むという衝撃的な事件を思い出します。
規模の大小はともかく、人が人を破壊するという現象は、まさに戦争ということだと思います。ということは、アメリカがイラクに様々な口実(あとでほとんどそれが情報操作の欺瞞だったことがわかりました)で起こした侵略戦争は、最大のテロだと言えます。しかし、今私たちが、イギリスやエジプトでのテロに対する底知れぬ恐怖や怒りを、アメリカのテロにぶつけたかどうかは、はなはだ疑問です。現に、最大のテロでありながら、国際協調などという美名のもとに、日本は自衛隊を出してその戦争を応援しています。
この矛盾がある限り、いろんなひずみからどこかでテロが発生することでしょう。いかなる戦争にも、テロにも反対なんだという大多数の意思こそが、恐怖のテロからの解放につながるはずです。そして、その究極の思想は、世界に誇るべき今の日本国憲法にあると、私は思います。
さてこのへんで、自然災害のほうにも目を向けてみましょう。昨年は台風がいくつもきましたし、近くでは福岡などで大きな地震も起きました。今のところは、テロよりも、私たちには、その被害への恐怖の方が現実的です。
ところで、こういう災害はどうにも防ぎようのないものと思われがちです。しかし私は「自然?災害」と?を入れてみました。詳しい地球のメカニズムは良く知りませんが、地球温暖化と気象の関係、地下水の大量使用と地震の関係、森林の崩壊と洪水の関係…といろいろな、いわば人災を感じさせる報道もあります。
全てではないでしょうが、一部には、我々人間の責任で起こっている災害もあることでしょう。ガソリンを大量に燃焼することで温暖化を促進し、そのことで起こる異常気象で、いわば台風テロを我が庭に誘致しているのが、人間かも知れません。だからといって、この巨大な人間の暮らしの驀進を、どのように制御できるのか、私には皆目分りません。
遠くから地球を見る神様がいるとしたら、こちらでテロの爆発、あちらで地震の崩壊大被害、また大雨で大洪水と、毎日どこかで自傷行為を行なっている地球を、どのように眺めるでしょうか?
外から見れば、地球がボロボロに壊れていく現象は同じです。そこにどのような、やむにやまれぬ理由があるにしろ、傷だらけの山河は隠せません。
勿論、破壊のたびに人はそれを乗り越えるように創造していきます。崩れても、崩れても、そこに土地を広げ家を建てていくのが人間です。今のところは、破壊よりも創造のほうがいくらか勝っているのかもしれません。
イランで大爆撃をして破壊しつくしたあと、まだその煙も消えないうちに、「復興支援」とか言う言葉が出回ります。よく考えれば、その復興の難儀を負うより、初めから壊すのを止めればいいのだと、簡単な笑い話のような結論が導き出せそうです。しかし、その裏には、経済のことなど、ある意味で仕組まれた難しい国際関係を、誰かが勝手に作り出しているのでしょう。
テロにしても、災害にしても、その破壊より、人の創造のほうが少しでも上回ることが、いつまで続くのでしょうか。さまざまな自傷行為が、自滅への直線コースなのか、それとも、何らかの反省の上で、より良い方向を見つけ出す叡智が人間に残されているのか、これから本当の意味で試されることになるのではと思います。どうせと虚無に陥るのか、政治や学問に明るい未来を拓せるのか、ぎりぎりのところのような気がします。
今月は、何だかまとまらない話になりました。あまり暑いので・・・思考が回っていないということで、お許しください。
音楽院の生徒の皆さま、講師の皆さま
このエスプレシボの読者の皆さま
暑中お見舞い申し上げます
どうぞお元気でこの夏を乗りきってください。
<行事予定>
■第41回エチュード・ファミリー・クラブ例会
8月7日(日曜夜7時)サンシティー音楽院
■ほのぼの歌声サークル
8月10日・24日 水曜日午後2時から。
■第3回 ハーモニアス歌声サークル「野ばら」
8月17日(水)午前10時半〜
■オペラ鑑賞 歌劇「サロメ」(109分)
8月31日(水)午後1時半〜
<500円>
■第171回 さわやかコンサート
8月26日(金)鶴見病院 6時40分〜
■ミュージカル鑑賞会W 「オーケストラの少女」(84分)
ミュージカルは楽しいぞ!!
8月28日(日)夜7時半〜 <500円>
■中部公民館高齢者現代セミナー
9月12日(月)午後1時半 無料
ギターで楽しむ音楽の喜び・竹内幸一ほか
■白石まさ子 ソプラノコンサート
9月18日(日)午後2時開演 冨士屋
1,000円(コーヒーつき)前売り券発売中
■竹内幸一ギターコンサート
前売り1,500円(ケーキ・コーヒー付き) 50名限り
10月2日(日)午後 4 時 開演
サンヨーコーヒー・カフェプラザ 特設会場
★8月18日より前売り券発売します。
●ルベックスペシャル告知板
8月練習20・27の2回です。
サンシティー音楽院レッスンお休みのお知らせ
<お盆休みのお知らせ>
8月11日(木)〜17日(水)
<5週目のお休み>
8月29日(月)〜31日(水)
(8月は3回レッスンになります)
リレー随筆 125
小学5年生の心のこり
今富 ますみ(ギター科)
「お母さん。私、ピアノを習いたい」と、子どもの頃、母に何度か頼んだことがあった。当時(S50年代前半)クラスのほぼ半数の女の子はピアノ(オルガン)教室に通っていた。私は学校帰りに友達のレッスンについて行き、その友達がピアノを練習している姿を羨ましく眺めていたこともあった。
ちょうどその頃、私はそろばん・お習字を習っていたこともあり、母にしてみればそれ以上の習い事は無理だということで(4人兄妹で経済的なこともあった為か?)結局、最後まで首を縦に振ってくれませんでした。
「私の音感の無さやリズム感の無さ、おまけに器用に指が動かないことは、子どもの頃にピアノを習わせてくれなかったからだ」と、いい歳をして母に文句を言ったこともあった。(大人になってピアノを習ったがバイエル終了後、諦めた)それ以来、子どもの頃にピアノを習わせてもらえなかったことが、私のなかの小さなトラウマとなっていた。
それから十数年が経ち「光の園」で働くようになった。縁あって竹内幸一先生・竜次先生から光の園の子どもたちがギターを習うこととなり、そのお世話係として私も子どもたちと一緒にギターを習うようになった。・・・とは言うものの、今まで楽器に触れずに大人になった私にとっては、音感やリズム感、ましてや6本の弦の指使いを覚えることはかなり高いハードルだった。
最初は同じスタートラインに立っていたはずが、彼らの飲み込みの速さに驚かされ、子どもたちはいつの間にかぐんぐんと上達していった。大人の私はただついていくことに必死だった。時には「シのシャープはどの弦かな?」など子どもたちに教えてもらいながら、同じ曲を繰り返し何度も練習した。
練習毎にレパートリーも少しずつ増え、何度かの発表会も経験した。人まえの演奏では、弦を押さえる指はぶるぶる、足はガクガク、頭の中は真っ白、冷や汗タラリ。後で聞くと子どもたちは「全然あがらなかった」と、言う。子どもたちの度胸のよさや柔軟さに感服。それらを経験し、それぞれパートごとの演奏できれいなハーモニーとなった瞬間は何ものにもかえがたいものである。
8年が経過し、腕前といえばまだまだ未熟な私ではあるが、最近(?)やっとギターの奥深さや、醍醐味も味わえるようになった。
今、私はギターを習っている子どもたちに「竹内幸一先生・竜次先生に教えてもらうことができて幸せだよ。チャンスがなければなかなか習うことができないよ」と、習えることの喜びを感じる心を伝えながら一緒に楽しんでいる。
子どもの頃にピアノを習うことができなかった心のこりはあるけれど、大人になってギター(良き指導者にも)に出逢えたことは私の中の大きな恵みとなり、また確かな自信となっている。
四陸七海レポートD ギター科 村上昭子
〜〜ブラジル編〜〜
アフリカ大陸を出港してから、長い10日間の船旅が続きましたが、船内生活にも慣れてイベントに参加せず、私はボーッとした日々を過ごしていました。
そんな中、南米が近づくにつれ船内では、サンバの音楽やダンスの講座・サッカー大会などが行われ、私の気持ちも盛り上がっていきました。
しかし今回寄港するリオデジャネイロは、華やかなカーニバルのイメージがありますが、治安は南アフリカより悪く連日ツアーデスクの掲示板には、事件や犯罪のニュースが貼り出されていました。特に観光客が狙われる犯罪が多発し、前回のクルーズではパスポートを取られた人がいて、旅の途中で船を見送り強制帰国したということもあったそうです。
私は交流プログラムの「アフロヘイギライブ」に参加しました。
貧しい子供たちが「犯罪」に代わるものとして、音楽やダンスを学びプロになった子供たちのライブで、子供とは思えないライブの完成度に驚きました。楽器はスラム街に転がるドラム缶で、メンバーが育ってきた「貧困」を表現しリオの子供たちに「犯罪なんかより音楽のほうがカッコいい」ことを伝え、手に武器より楽器を持つようになって欲しいと頑張っていました。
ブラジルは、先住民族・アフリカ系・ヨーロッパ系・アジア系が入り混じる多文化の魅力があり、1日の寄港では感じることができなかったので残念でした。これから続くアルゼンチン・チリで南米の面白さを感じることになりますが、長くなりそうなので次回にします。
3年間のピアノレッスンが、子供の学力、学業成績、自信形成に及ぼす影響
4
(訳:井野和子)
音楽に触れること、音楽の能力に優れていることが学力の高さに起因するのか否かは定かではない。しかし、音楽のレッスンが本当に学力を向上させるのかについては疑問があるにもかかわらず、(p.141)音楽プログラムへの参加が、学生の学校の成績や学力を低下させるという研究結果が現れていないことは、興味深いことである。事実、クベット(1985年)は、6年生の読み、言語、数学の学力において、楽器の勉強のため通常の授業を欠席した生徒と、楽器の勉強をしていない生徒の間で差が現れなかったとしている。
音楽のレッスンの音楽以外の分野への効用に関する広範な研究には、自信に関する研究もある。芸術活動への参加が、自信形成に好影響があると考えられている(トラスティ、オリヴァ、1994年)。自分への自信を持てない人々のグループに対して効果を発揮する臨床的治療法として、音楽が広く採用されているのは、このためである(クレデノン−ワレン、1991年;キフラント、1986年)。しかし、音楽教育研究の分野では、通常レベルの自信を持つ子供たちの教育に、音楽が如何なる効用を持つかは、明確にされていない。聖歌隊やバンドへの参加や正式な音楽教育を受けることと自信との間に相互関係があるとする研究もあれば(アムヒン他、1991年;ヒエトラーティ-アンステン、カリオプスカ、1991年;ノリン、ヴァンデール
アーク、1977年;ヴィク、ボイル、1982年;ウッド、1973年)、相互関係を発見できないという研究もある(レゲッテ、1994年;リンヒ、1994年)。
音楽のレッスンが治療法として使用された調査では、音楽に触れることは、一般に、披験者の自己認識に極めて限られた影響を与える(ローメン、1970年;ヴァムフォフ、1972年)、あるいは、全く影響しないという結果が出ている(レゲッテ、1994年、ミハエル、1971年;ミハエル、ファレル、1973年)。1年生と3年生の自己認識に関する2種類の音楽レッスンの効果の比較研究では、影響の差はみられなかったことが示された(レガッテ、1994年)。おもしろいことに、2つの調査結果は、楽器のレッスンを受けた男の子と女子で、自信形成に異なる影響がみられることである(ローメン、1970年;ヴァムフォフ、1972年)。これらの研究では、性別に関わりなく、楽器のレッスンを受けた子供と、受けなかった子供の間の自信形成の多くの面に差は現れなかったが、楽器のレッスンが、男の子の一定の自信形成因子に好影響を与えたことが明らかになった(ローメン、1970年)ヴァンフォフ(1972年)は、レッスンを受けなかった女の子のとレッスンを途中でやめた女の子のグループと比較して、楽器のレッスンを受けた女の子のグループで別の自己認識因子が減退したことを発見した。
♪合格おめでとう♪
石原佳奈ちゃんが、7月に行われましたKAWAIピアノ演奏グレードに合格しました。よく頑張ったね。おめでとう!